第87回 東京優駿【日本ダービー】2020

はまたるーーー。

この国をいかなる災禍が、

遍くその暗澹たるで覆おうとも

を照らす。奇跡の存在が現れてーー。

 

【日本ダービー開催を受けて】

オリンピックが延期になり、あらゆるイベント、大会が中止となり、ついには夏の甲子園までもがその例外に漏れる事なく、球児たちの夢を残酷にも奪われてしまった。そんな中でも、我が国の競馬は無観客やあらゆる制約に課せられながらも、無事に施行されていき、ついにはダービーを迎えるに至った。あらためて、ダービーが開催される幸せを競馬の神様と、全競馬関係者全員に、感謝の意を心から述べさせて頂きたい。ダービーに乾杯!そして、今年も…「ダービーへようこそ」

 

 

〜史上最高のダービーを。

     史上最強の2強の再戦で〜

以降のページで、徹底分析!

31日(日)に最終結論アップ予定!

 

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【飛行機雲の輝く空、光跡を見つめて】〜2020クラシックランキング・ダービーへ向けて〜

飛行機雲の輝く空、光跡を見つめて

〜2020クラシックランキング・ダービーへ向けて〜

※4/21更新版

1964年…東京五輪イヤーに現れた偉大なる五冠馬。

神馬シンザン。

戦後初となる三冠馬が現れてから

数十年の時が流れたーー

 

ふたたび巡ってきた平和の祭典は

世界的災禍により消失していき、

希望の灯火は遥か一年先へと遠のいた。

 

 

 

 

暗鳴なる混沌たる

世界救世主は。

 

現れるのか。

 

平成の天馬

りさっていった

に、

飛行機雲

 

 

一筋の軌跡が残されていたーー…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020クラシックランキング

牡馬編

第1位

コントレイル 

あらゆる不安要素、雑念、邪推を一瞬にして黙らせた。

サートゥルナーリアの中106日を超える、ホープフルSから休み明け中112日で皐月賞快勝。

完全なる1強瓩鮃發蕕に誇示してみせた。

休養明けで皐月賞を勝つのは至難の技。調教技術が発達し、外厩や牧場での調教施設や設備が充実化した今、アーモンドアイやサートゥルナーリアのようにぶっつけ本番で勝つシーンは珍しい物ではなく、むしろトレンドになっている。しかし、しかしである。クラシック第一関門、それも多頭数でトリッキーな中山2,000mを、各陣営が全力メイチで臨む大舞台を、休み明けで勝つというのは、どう考えてもやはり離れ業。

2歳戦からの休養明けである訳だから、斤量も2kg増加するし、年を跨いで厳冬期を越えてのぶっつけGIであるから負担も大きい。それゆえ、他のGIのぶっつけより難易度が高い挑戦だと思うのである。

しかし、コントレイルもサリオスも難なく他馬を突き放しての一騎討ち。

軍配はコントレイルに上がったが、2頭とも相当に、凄まじく強い。2頭とも完全なる怪物。その中でもさらに頭一つ抜きん出たのがコントレイルだった。ナリタブライアン以来勝利の無い1枠1番の最内枠も、前日の豪雨の影響が残るパワーを要する馬場も、難なくクリアーしてみせた。福永騎手も「想定外」と述べた展開でも、大外からひと捲りし、サリオスを封じ込めてみせた。

稍重の馬場で2:00.7の時計も素晴らしく、なにより上がり34.9は破格の数字。この日、34秒台の脚を繰り出したのは、古馬も含めて、コントレイルだけ。2位35.4のサリオスより0秒5も速い。頭抜けて強い証明を数字でも見せつけた。

史上18頭目となる無敗の皐月賞制覇。今回が100%仕上げな訳もなく、80〜90%仕上げであったはず。ダービーは120%に矢作調教師も抜かりなく全身全霊の全力仕上げで臨んでくるのは間違いなく、大きな消耗無くここをクリアーした事は非常に大きい。

 

→この記事の『続きを読む』から

無敗二冠に向けての可能性を探る!!

※一番下に『続きを読む』はございます。

 

《前回ランキング評価》

デビュー戦は持ったまま、楽々と颯爽と勝利。2戦目の東京スポーツ杯はムーア騎手の豪腕追いで追いまくられて真価全開。

1:44.5という超絶スーパーレコードで大勝。5馬身差だったが、それ以上の大差にも映る衝撃的圧勝だった。

ホープフルSでは、かかり通しながら、ほぼ馬なり持ったまま、サートゥルナーリアを想起させるような大楽勝。

ホープフルSは小回り、調教不安、開催最終日の荒れ馬場…矢作調教師の弱気なコメントも不安を掻き立てたが、全てどこ吹く風。

大きな事を全く言わない矢作師の言動が心の深淵に燃え滾る絶対的自信を感知する。

ついに現れたか⁉️「ディープインパクトの最高傑作」。その可能性は大きい気がする。

 

 

第2位

サリオス →

皐月賞は必勝請負人レーンを召集し臨むも、惜しくも2着。

コントレイルが真怪物であったのが不運だが、この馬も十二分に怪物。

1,600mのみの経験しかなく、朝日杯からぶっつけ本番。

さらには乗り替わり、斤量増加、初の中山と大きなハードルをいくつも抱えながらそれをクリアーしてみせた。

二冠馬ドゥラメンテ、世界のモーリスを育てた堀調教師にして「間違いなく何年かに1頭の馬」と言わしめる逸材。

ハーツクライ産駒であるし、ダービー2,400ならドンと来いだろう。コントレイルはさらに適性がありそうだが…

 

《前回ランキング評価》

デビュー戦はほぼ馬なりのまま33.1の強烈な上がり3Fを繰り出し楽々と圧勝。

2戦目では一気のタイムを短縮し、1:32.7のレコード勝ち。

朝日杯FSでも1:33.0のレースレコードで2馬身半差で快勝。

マイル戦3戦連続だが、適性距離はマイル以上、中長距離向きに思える。

雰囲気的には高速上がりの使えるルドルフといった感じ。

シンザンと同じ4文字名。シンザンの再来はこの馬か?

 

第3位

アドマイヤビルゴ NEW!

故・近藤利一オーナーの忘れ形見とも言える「6億円」取引馬のディープ産駒。

近藤オーナーの星座である「乙女座」が命名されただけでなく、生前に「武豊を乗せて欲しい」と言い残した遺言により、10年ぶりに武豊騎手がアドマイヤの勝負服に袖を通し、デビュー戦を快勝。さらには、若葉Sも連勝して見せた。

デビュー戦では、まだまだ物足りなく、本格化は秋以降か?と思えるような内容であったが、2戦目で一変。

33.6の豪脚を披露し、1:58.6という好時計で圧勝。この時計はクロフネの毎日杯と同タイムであり、皐月賞前に3歳馬が記録した最速のタイムなのである。皐月賞は回避し、ダービーを最大目標として京都新聞杯をステップにダービーへ向かう。

しかし、移動制限が掛かるゆえ、武豊からの乗り替わり濃厚。この苦境を突破してダービーへ向かえるだろうか。

 

第4位

スペードエース NEW!

父ワールドエースの代表産駒となりそうなポテンシャルを持つ素質馬。

母型はハルーワスウィートの一族。シュヴァルグランやヴィブロス、ヴィルシーナらの近親であり、友道厩舎でルメールや福永を起用している事からも、相当な期待が寄せられている大器である事は明白。強烈な決め手を持っており、とても届きそうにも無い位置から2連2圧勝。ワールドエース自慢の末脚を完全と引き継いだ大物である。馬場も問わないタイプのようで、福永騎手も「先々楽しみ。ダービーに間に合って欲しい」とまで言わしめた。

アルメニア賞快勝後は毎日杯を予定していたが…無念の骨折。

しかし、アルメニア賞で0秒6差千切ったダノンアレーがその後毎日杯で3着に好走している事からも、無事ならば…の思いは絶えない。復帰後は勝ちまくってコントレイル、サリオスらと好勝負している姿を期待せずにはいられない。

 

第5位

サトノフラッグ NEW!

弥生賞ディープ記念を武豊騎手と共に制覇すると、皐月賞ではコントレイル、サリオスらと3強を形成。伸びあぐねて5着に敗れるも、その評価は非常に高い。デビュー戦大敗後、折り返しの未勝利戦を馬が変わったかのように1:59.5のレコード圧勝。中山を舞台に変えても連勝してみせたポテンシャルは相当のもの。マーフィーが「自分の騎手人生の中でもトップクラス。ダービーの有力馬になるだろう」とぞっこんに惚れ込んでのベタ褒め。ヒューイットソンも「これまで乗った中でナンバーワン」と絶賛している。ダービーに向けて巻き返しが期待される1頭だろう。

 

第6位

サトノインプレッサ NEW!

サトノ軍団もう1頭の3連勝馬。重馬場も難なくこなし、接戦を悠々とものにしてきている点が底知れない。スイスイと泳ぐように走り、馬なりで毎日杯もアルジャンナ以下をシャットアウト。武豊騎手もその素質を高く評価しており、「かなりの素質を秘めている。どこまで強くなるか非常に楽しみ」との事。このコンビでNHKマイルカップに進む事も決定した。

 

第7位

ルフトシュトローム NEW!

この馬も無敗の3連勝を余裕で決めた1頭。サリオスと同厩舎の堀厩舎。サリオスを皐月賞、ダービー王道クラシック路線へ歩ませたのは、この馬の存在もあるからと噂される。3連勝は全て中山1,600mでのものだが、デビュー戦は番手から馬なり圧勝。2戦目は先行抜け出し。3戦目NZトロフィーでは中団より後方の位置取りから直線だけで一気の差し切り勝ち。自在性が高い所を見せ付けている。キンシャサノキセキ産駒だが、距離はもう少し伸びても問題無いだろう。母方はウインドインハーヘアの一族。単なる短距離馬ではないだろう。

 

第8位

ガロアクリーク NEW!

ルフトシュトロームと同じキンシャサノキセキ産駒。評価が高い馬ではなかったが、デビュー戦勝利後、2戦目でホープフルSに挑み、スプリングSではヴェルトライゼンデを凌いで優勝。皐月賞でも3着に追い込んで見せた。ヒューイットソンいわく、「距離はまだ伸びても大丈夫」との事。驚異的な成長力を見せている。ダービー参戦しても軽視は禁物だ。

 

第9位

ワーケア ↓

2020クラシックはこの馬でと、ルメールに言わせた素質は間違いない。

重馬場でも33秒台の切れ味を持ち、タフさ溢れる重厚感持つハーツクライ産駒。

「空の神」と命名されたこの馬は距離が伸びてこそ。そして得意は100%左回りのはず。

ダービーでこそ真価発揮のはずだ。

 

10位

ウインカーネリアン ↑

全く見向きもされない、地味な存在であったが、皐月賞で驚異的な粘り腰を発揮。サトノフラッグ、マイラプソディ、ヴェルトライゼンデ、クリスタルブラック、ダーリントンホールといった重賞馬にも先着して見せた。

 

次位

11位 ヴェルトライゼンデ

12位 タイセイビジョンアーリントンカップを1番人気で制し、1番人気の連敗記録に終止符を打った。

13位 ダーリントンホール

14位 グランデマーレ

グランデマーレは2戦2勝。中山2,000mで1:58.9という驚異的タイムで勝利。

2歳馬が2,000mで58秒台を記録したのは史上初のこと。

惜しくも骨折してしまったが復帰が楽しみな一頭である。

 

15位 アルジャンナ …この馬がクラシック候補ボーダーラインホースか。

 

 

2020クラシックランキング

牝馬編

第1位

デアリングタクト

桜花賞を衝撃的強さで圧勝。雨が降り頻る完全な前残りの馬場、後方からは物理的にも届きようが無い中、120点満点の騎乗を見せて完璧な逃げ切り体勢に入っていたレシステンシアを余裕の差し切り勝ち。とてつもないパワーと戦慄の強さを見せ付けた。若手の松山騎手が今年絶好調にある中、この馬と巡り合った事は大きい。もしかすると、この馬がいる事が好調に繋がっている部分も大きいのかもしれない。キャリア3戦目の桜花賞制覇はハギノトップレディ以来40年ぶりの事であり、エピファネイア×キングカメハメハの血統から雨も渋馬場も関係ない…どころか、むしろ歓迎の口で、荒れれば荒れるほど潜在能力開眼の可能性もある。血統的に距離も延びても問題無さそうである以上、課題は輸送と左回り位なもので、早くも敵は自分自身、もしくは新型コロナウイルスの影響による開催中止のみではなかろうか。ダービー挑戦の声もあるが、牝馬三冠を目指してもらい、アベック不敗三冠馬での有馬決戦、凱旋門遠征を夢見たい。

 

《前回までの評価》

驚異的な瞬発力を誇るクラシック候補だ。

デビュー戦ではスローで流れ、直線で進路が狭まる場面がありながら、

抜け出しを測ると一気に突き抜けた。

2戦目エルフィンSではさらに衝撃的勝利。最終コーナーで後方3番手、

先頭まで7〜8馬身差ある位置から、仕掛けられると一気に反応し、

瞬く間に突き抜け、流しながらゴールしてしまった。

爆発力は世代屈指のものがある。桜花賞直行だが、

例年のエルフィンS勝ち馬と侮ると痛い目に合うだろう。

エルフィンから直行で好走はレッドディザイアしかいないが、

彼女並のポテンシャルは感じさせる。レシステンシアを差し切るのは彼女かもしれない。

 

第2位

レシステンシア 

桜花賞は武豊騎手とのコンビで、馬場を活かした逃げ切り戦法を打つも、セーフティーリードを取ったはずが、デアリングタクトが怪物過ぎた。120点の競馬をしたにも関わらず、無抵抗のまま差し切られ、着差を広げられてしまった。血統的にもオークスは難しいと見られているのか、次走はNHKマイルカップが予定されているようである。デアリングタクトに敗れたとは言え、相手があまりにも強過ぎた。レシステンシアが猯疣造離謄好灰ビー瓩覆薀妊▲螢鵐哀織トは猯疣造離リフジ瓩世辰…のかもしれない。

 

《前回までの評価》

阪神JFは、馬場に恵まれた…のは確かかもしれない。

しかし、それを差し引いてもレシステンシアの圧倒(圧逃)劇は鮮烈なものだった。

女傑ウオッカの2歳レコードを塗り替え、サリオスの勝ちタイムよりも速い。

前半800mを33.7、1,000m通過57.5…それでいて上がり最速の35.2!

この時計はあまりにも奇跡的とも言える異常なタイム。

逃げて上がり最速。普通の馬では到底出来ないパフォーマンス。

「令和のテスコガビー」、「ダイワスカーレットの再来」、「メジャーエンブレム2世」とも言われる。

もうこの馬が名牝であることに間違いはない。桜の女王は9割方この馬か。

あとはテスコガビーとなるか…メジャエンになるか…

牡馬クラシックに挑戦して欲しいの声も上がるほどの高揚感の先に見える未来ヴィジョンにはスカーレット色なのか。

あまりにも眩く輝く彼女の未来は虹色。祝福の虹がそれを語っているかのようだった。

 

第3位

ミヤマザクラ ↓

札幌2,000mで2:02.1というレコードで勝利。京都2歳Sでもマイラプソディ相手に真っ向勝負を挑んだ。

金子オーナーらしからぬ渋いネーミングと愛くるしい鼠色が印象的。

大物感たゆたう大跳びのモーション、クイーンカップで左回り、東京コースに不安ない事も証明。

オークスなら逆転も可能か。

 

第4位

スカイグルーヴ →

女帝エアグルーヴの系譜を受け継ぐ超良血嬢。デビュー戦ではルメールが騎乗し、全くの馬なりのままラスト3Fを11.8-11.2-11.1の加速ラップで圧勝。7馬身も千切り捨てたが…素質が違い過ぎての大楽勝の印象が強い。持てる能力は相当の物がありそうだ。

京成杯では惜しくも2着。完全な勝ち競馬をクリスタルブラックにのみ差し切られてしまった。

負けてなお強し。京成杯4着のビターエンダーはその後、共同通信杯で差の無い2着に好走していることからも、

京成杯組は例年以上にマークが必要であり、レベルの高かったメンバーということだろう。

 

第5位

アブレイズ  NEW!

フラワーカップを強烈な末脚で制したキズナ産駒。この後はオークスへ直行。秘密兵器となるか!?

 

第6位

スマイルカナ ↑

フェアリーSを制した岡田総帥所有のディープインパクト娘。桜花賞では迷いなく逃走力を発揮。レシステンシアの好きにはさせず、デアリングタクトには瞬時に交わされるも、粘りに粘ってクラヴァシュドール以下を封じ込めた。

 

第7位

クラヴァシュドール →

阪神JF2着。サリオスとも接戦した期待のハーツ産駒。

東京2,400ならば巻き返しあっても。

 

第8位

ギルデッドミラー NEW!

タイセイビジョンの2着にも健闘したアーリントンカップの内容は見るべきものがあり、オルフェーヴルの仔ゆえまだまだ成長が期待できる。NHKマイルでもオークスでも侮れない存在だ。

 

第9位

マルターズディオサ

安定感はこの世代でもピカイチ。桜花賞は残念な結果となるが、キズナ産駒特有のパワーとキレ味を有しており、オークス、秋華賞でも上位争いを期待できよう。チューリップ賞でレシステンシア、クラヴァシュドールにも逆転した実力はまだまだ牝馬限定重賞勝ちを量産できよう。

 

第10位

シャインガーネット NEW!

ファルコンS快勝のオルフェ産駒。スマイルカナとも接戦しており、そうした観点から見ても今年のフェアリーSはかなりハイレベルだったことが伺いしれよう。

 

次位

マジックキャッスル、クリスティ、ルナシオン、ホウオウピースフル、キムケンドリーム、モーベット…

 

 

2020クラシックランキング

ダート編

第1位

カフェファラオ 

アメリカンファラオの産駒として米国でも話題になっているというのがこのカフェファラオ。

2着馬のバーナードループに10馬身差を着ける大圧勝。2着バーナードループも3着馬に9馬身差も着けている。

さらに驚くべきは2着のバーナードループが折り返しの未勝利戦を7馬身差の独走。

3着のリッターシュラークも2戦目で勝利。ダート版伝説の新馬戦となりそうだ。

勝ち時計1:54.6も厳冬期の中山ダート1,800mでの新馬戦としては破格のタイム。

中山ダート1,800の新馬戦で記録された上がり3Fとしては史上最速の37秒3を計上。

ケンタッキーダービーを目指し、父の母国へ乗り込むのか?その動向に注目は集まる。

ヒヤシンスSでも驚異的パフォーマンスを披露。冬毛も残る状態で、スタートで立ち遅れ、2馬身の出遅れから、道中最も離された時は後方2番手の馬からなんとさらに5馬身差以上離れた最後方。3コーナーから捲り気味に上がっていき、大外をぶん回し、持ったまま先頭に並び掛けると、タガノビューティーが34.9というレース史上最速上がり3Fを繰り出すも、突き放し、流しながらのゴールイン。これだけのメチャクチャな競馬で上がり35.2は、フェブラリーS出走の全古馬の全力の上がり時計を超越していた。

ペースの違いはあれど、驚異的な時計であることがうかがえる。

 

第2位

ダノンファスト

ダート替わりの未勝利戦を2秒3差の大差勝ち。ゴールまで加速し続けるパフォーマンスは、カフェファラオに匹敵する強さだった。

推定2ハロンが12.2-11.9。これはダート1,800m史上最速の上がり2ハロンであった。3戦目はテーオーケインズとルメールのコンビに足元を掬われるも、右回りならば、カフェファラオに国内の同世代で唯一対抗できうる可能性を持つ3歳馬と言えよう。

 

第3位

シェダル 

デビュー戦を2秒差の大差勝ち。余裕を持って悠々たるストライドで大勝。操縦性と自在性ではカフェファラオを凌ぐものがあり、まだまだ奥の深そう。ゴールドアリュール産駒最後の大物となる可能性ありだ。

 

第4位

ヴァケーション ↓

GI昇格後では史上初となる、川崎生え抜き馬の全日本2歳優駿優勝を果たす。

南関東三冠を目指す様だが、トーシンブリザード以来の三冠馬出現も期待出来る器だと思う。

血統背景からもグングン強くなるだろう。

 

第5位

デュードヴァン ↓

東京ダートで危なげなく2連勝。デビュー戦ではほぼもったまま先頭へ並びかけ楽々と突き放した。

レースぶりから大物感溢れる一頭である。

 

第6位

タガノビューティー ↓

カフェファラオに敗れるも、34.9という超絶3ハロンを記録。良馬場としてはもちろん、ヒヤシンスS史上最速の上がり3Fであるばかりか、フェブラリーS、武蔵野Sも含めて史上2位となる上がり時計!!

左回りのダート戦なら今すぐ古馬相手でもやれる器だろう。

 

第7位

バーナードループ ↑

デビュー戦は、カフェファラオの2着。折り返しの未勝利を7馬身差、流しながらの大楽勝。2戦目の条件戦も押し通しになるもきっちりと勝利。さらなる成長を促し、再度ファラオへ牙を剥けるか。

 

第8位

ヘルシャフト ↑

伏竜Sを勝利した逃げ先行馬。ノーマークでの勝利も侮ると痛い目にあいそうな先行馬だ。

 

第9位

テーオーケインズ →

ダノンファストを斥ける好走を見せたシニミニ産駒。着外無く、毎回根性振り絞る走りに頭が下がる。

 

第10位

レッチェバロック 

デビュー戦を馬なりのまま大差勝ち。持てる潜在能力は相当な物がありそう。

 

次位

ミティル、メイショウテンスイ、テイエムサウスダン、レイチェルウーズ(大井)などなど…

 

『続きを読む』からはコントレイル二冠必勝データ集!!

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奇跡の名馬 (スペシャルColumn) * 21:32 * comments(0) * - *

【志村けんさん追悼】†アイーンメモリー† 〜シムラとケイバ〜

志村けんさん追悼

†アイーンメモリー†

〜シムラとケイバ〜

▲志村さんの愛した麻布十番商店街。行き付けだったという焼き鳥屋「あべちゃん」と、喫茶「おもかげ」もここに。

 

日本のお笑い界の重鎮であり、宝とも言える志村けんさんがお亡くなりになりました。

第一報を聞いた時は、本当に信じられない気持ちで一杯で、家族親類友人、

名馬たちの死去以外の訃報でここまで心が空虚で満ちて、やるせない寂寥感に

押し潰されそうになることはありませんでした。

信じられないし、信じたくない。そんな気持ちでいっぱいになりました。

志村さんは、私にとっても「笑いの神」であり、

子供の頃から家族揃って

笑いでいっぱいにしてくれた存在。

志村けんで笑ってきた我々の世代にとっては

特別な存在であったのだと、あらためて痛感しています。

特に「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」は大好物で、ビデオにとっては

繰り返し何回も見て楽しませて頂きました。

時々あるホラー回も楽しみで、作り込まれた怪物や幽霊に肝を冷やした事もありました。

スイカお化けも、志村さんの高速スイカ食いも衝撃的に笑わせて頂きました。

スイカを食べる時、真似をして怒られたものです(笑)。

 

▲〔左から「スイカ人間(志村がスイカの食べ過ぎで変身。加藤を襲う)」、真ん中「カマキリ男(ホラー回最後にして最強のモンスター)」、右はいつまでも新発売だった(笑)「ケンちゃんラーメン」何もかにも懐かしい…〕

 

「バカ殿」「変なおじさん」「ひとみ婆さん」名キャラクターも強烈な個性で

引き付けられたものです。「アイーン」「だいじょぶだあ」「だっふだ!」

誰もが知る一発ギャグも、一度聞いたら忘れられない笑いのタネ。

何気ない一言でも爆裂的に面白いギャグに変えてしまう天才だと思います。

 

先輩でも後輩でも、初対面の共演者でも分け隔てなく自分から楽屋に挨拶に

行っていたという志村さん。人間性も信じられないくらい良い人…いいや

「良すぎる人」。人格者であったと多くの逸話が残っていますよね。

 

本当にありがとうございました。

「志村けん」を忘れません。また1人、「いつか会ってみたい人」が

この世を去ってしまいました…残念無念の極みの境地。

志村さんの最後のメッセージ、我々はしっかりと受け取っています。

天国で長さんとみんなを見守って頂けたら…と祈念します。

 

▲麻布十番から東京タワーと六本木ヒルズを望む。この景色を見ながら志村さんも酒を愉しんだのだろう…

 

【競馬と志村けん】

競馬も大好きだった志村さん。100万馬券も当てた事があったとか無いとか…

JRAにも馬主登録があり、本名「志村康徳」名義で15頭を所有していらっしゃいました。

代表馬で有名な馬は…

アイーンベル

父サンデーサイレンス、母はアスタルテ賞(仏G2)を勝ったミスベルベールという血統。鞍上に武豊騎手を迎えたデビュー戦は1番人気に支持され、志村さんも競馬場に足を運び、スタンドで見守っていましたが、ハナ差で2着。志村さんの最強馬。

「桜花賞を目指すよ」と志村さんも期待したが…未勝利に終わってしまう。デビュー戦後、武豊が「次はだいじょぶだぁ」と言った事は有名。

アインスピード…オグリキャップ産駒。

アインイチバン…タマモクロス産駒。

アインジェイド

ケンエックス

ケンノホシ

ケンノムスメ

トノノオナリー…バカ殿のおなーりー?

ダイジョブダア…志村けんの代名詞とも言える「だいじょぶだぁ」を授けた命名。

 

そして、「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」や「ドリフ」などで

競馬のネタが出てくる事も多々なんですよね。

追悼の意をこめて3作品程ご紹介!

(▼のタイトル画像をクリックするとYoutubeへ飛びます)

 

【「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」より『探偵物語#126』】

競馬のシーンは21:20頃から。ひょんなことからお金を稼がなくては行けなくなった加藤と志村。

質屋に売ったお金を競馬で膨らまそうと場外馬券場に乗り込むが…。

最後の競馬のシーンに出てくるのは1987年12月19日、中京競馬場の新馬戦(芝2,000m)。

最終レースなので新馬戦のはずはないのですが…まぁそこはご愛敬。

 

【ドリフターズ「8時だヨ!全員集合!」より『大人のスポーツ競馬 〜苦しい時の神頼み〜』】

次回の競馬で大勝ちを願う加藤が神社に必勝祈願をすると…。

 

【「志村運送物」より『竜兵の万馬券』】

28万馬券をゲットした上島竜兵!志村社長にその万馬券を自慢するが…。

 

心より、ご冥福をお祈り致します。

志村さん、本当に本当にありがとうございました。

 

コロナウイルスは決して楽観視していけない問題です。

志村さんが最後に残した我々へのメッセージ。

我々は重く受け止める必要があります。

人類が既知の手法全てに耐性を持つという、とある予言にあった一節ですが、

これが本当なら……

 

このウイルスは、経済を疲弊させ、あらゆる行動、教育、娯楽を奪う脅威的存在です。

いまや競馬開催が無人でも何とか行えているパート国は、日本、香港、オーストラリア位のもの。

凱旋門賞やコックスプレートが中止検討されるなど、おそらくは今期中の競馬開催は日本と香港、オーストラリア以外は壊滅的でしょう。こうした余波を受け、エネイブルが引退。ケンタッキーダービーも延期。カフェファラオの米遠征も棚上げと、影響は計り知れないものがあります。

もし万が一、東京、大阪がロックダウンされ、緊急事態宣言が発せられた場合、日本の競馬も中止となってしまうかもしれません。そうでなくとも、競馬関係者に1人でも感染者が出れば、即中止は間違いなく、もはやギリギリのところでJRAも全競馬関係者も必死で開催してくれているのです。

どうか、志村さんも愛した競馬が、せめてダービーまでだけでも…と、無事に開催されることを切に祈念するのみです。

 

奇跡の名馬 (スペシャルColumn) * 23:40 * comments(1) * - *

セレスティアル・ウインター・ゾディアック・ストリーム【冬天の宇宙(そら)に降るスタースノーに偉人偉馬への想いかさねて】世界競馬史上最強の白毛馬紹介!&クラシックランキング2020Ver.2

セレスティアル・ウインター・

   ゾディアック・ストリーム

【冬天の宇宙(そら)に降る

  スタースノーに偉人偉馬への想いかさねて】

〜世界競馬史上最強の白毛馬紹介!&クラシックランキング2020Ver.2〜

北海道豊頃町の「ハルニレの木」。

この木は推定樹齢140年。

2本の木が一本になって支え合ってきたそうなんです。

この木を見て思い出すのはZARDの坂井泉水さん。

『ZARD BLEND II 〜LEAF & SNOW〜』のジャケットにもなったのが、

このハルニレの木なのです。

 

こちらがそのジャケットですね。

冬映えする写真をふと見て思い出したのはZARD。

 

この世界から旅立たれた方で、私が人生において

目の前でお会いして、しっかりと挨拶をして

面と向かって話をしたかった、

一眼で良いから会いたかった、

眼前で咫尺賜りたかった方は…

ZARDの坂井泉水ディープインパクトのお二方のみです。

ご存命中にぜひ面と向かってお会いしたかった…

ディープは競馬場では遠くからその雄姿は見れたものの、

目の前でゆっくりと向き合う事叶わず…

いつか北海道で会いたい、いつか会いに行こうと思っていて

結局会えなかった。

 

生きている間に絶対にお会いしておきたいという方には、

絶対にお目にかかっておくべきです。

人生において一生関わる後悔をを心に残すことになります。

ディープが亡くなる数時間前、偶然にもZARDがyoutubeで流れてきたのは

虫の知らせというやつだったのかもしれません。

その週末には飛行機に乗り、ノーザンホースパークへ献花と献本に

向かっていました。

 

【ノーザンホースパークのトイレ】

 

スーベニアショップやガーデンレストランのある施設の

トイレのサインが風流です。

男性用が翁のお面、女性用トイレはお多福のお面が

掛かっているのです。馬じゃない所があえてイイ!

 

Rivuletと言えるような本当に小さな小川がいくつも流れていて、

とても長閑で心癒される空間でした。

 

〜直近の調査状況に関して〜

いま何の研究調査に没頭しているかと申しますと…

全世界の三冠競走と全世界三冠馬の編纂に当たっています。

欧州、米国はもちろん、北欧、東欧、中南米カリブ海、オセアニア…

超ゼツマニアックな国ですとガイアナ、スリナム、バハマ、バーミューダ諸島、

フィジーあたりの競馬のリサーチを進めております。

まだまだ私の知らない馬、知らない競馬が世界にはあると

そう思い知らされる毎日です。

 

さて、第1回サウジカップを記念しまして、ダートにまつわる

名馬を1頭紹介させて頂きましょう!

その馬は…『奇跡の名馬2 –Fターフメモリー–』の中で

紹介した名馬の中で、私の1番のお気に入りの馬でもあります!

それが…

 

爛プロス競馬史上最強馬にして

      世界競馬史上最強の白毛馬

ツイストアンドシャウト

ツイストアンドシャウト

生年:1987年

性別:牡

毛色:白毛

調教国:キプロス

生涯成績:26戦19勝[19-6-0-1]2着6回。連対率90%。

主な勝ち鞍:マラソノストロフィー(GI.ダ2,450m)2回、ジューンカップ(GI.ダ2,100m)2回、キプロスデモクラシーカップ(GI. ダ1,600m)2回、アントリペトリカップ(G2.ダ1,200m)四連覇…etc.

 

キプロスに降臨した同国史上最強馬。ギリシャやマルタ、地中海エリアも含め、史上最高の名馬と謳われる存在である。

キプロスの名馬ランキングにおいても過去の三冠馬や幾多もの名馬の上に上位付させられ、神聖視かつ崇拝されている孤高の名馬。

キプロス競馬において施行されている、全ての距離と主要GIを勝利しており、圧勝楽勝劇勝の連続だったという。

世界競馬における史上最強の白毛馬であり、ダート競馬史上最強の白毛馬でもある。

前両脚に煤切れたバンデージを巻き、騎手の勝負服が真っ黒という独特の出で立ちも、神々しい雄姿に拍車を掛けたのだろう。

2011年にこの世を去っている。

母系はキプロス土着の血統であり、キプロス競馬において最も純血種を育て成功を収めたピエール・バジコスタ博士が送り出した最高傑作であり、博士にとっての宝は、地中海最高の名馬にして、世界競馬史上最強の聖白駒となったのである。

 

お久しぶりです!美空です。

『奇跡の名馬2』の発売をお祝いに久々に

うみねこさんに連絡を取ってみたら

いつの間にか結婚してるし!

びっくりでした…

時が流れるのは早いものですよねぇ・・・

ちなみに、『奇跡の名馬』の由来は、ウイニングポストの

称号みたいですよ。

【三冠+凱旋門賞+BCクラシックorドバイワールドカップ】

たしか全部勝って、なおかつ勝率100%の馬のみが取れる称号だったかな?

そんな馬に巡り会いたいっていう願いを凝縮した本の名称が

「奇跡の名馬」なんですって。

 

〜悠久のタイムトリップフォトグラフ〜

クロアチアは首都ザグレブで走っていた白馬の馬車。

 

こちらはパプアニューギニアで唯一古い時代の馬写った1枚。

農耕馬による馬車のようである。

ちなみに、パプアニューギニアには1ヶ所だけ馬券場があります。

 

『続きを読む』からは2020年クラシックランキング最新版!!

 


 

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奇跡の名馬 (スペシャルColumn) * 00:40 * comments(1) * - *

飛行機雲を追いかけて 〜2020クラシックランキングと2020年の期待馬&最近の馬券雑感〜

飛行機雲を追いかけて

〜2020クラシックランキング&

   2020年の期待馬&直近馬券雑感〜

2020年は東京五輪イヤー。前回東京でオリンピック開催されたのは1964年。

歴史が繰り返されるのなら、今年、間違いないく爛轡鵐競鵑虜突茘瓩現れるはず。

東京五輪開催の1964年、戦後初の三冠馬として現れたシンザンは歴史的名馬となり

長きの間、日本のホースマンの目標となりました。19戦15勝、2着4回。

果たして伝説の再来はあるのでしょうか?そしてその継承者はどの馬なのか?

例年以上にクラシック戦線が見逃せません!

 

2020クラシックランキング

牡馬編

 

第1位

コントレイル

デビュー戦は持ったまま、楽々と颯爽と勝利。2戦目の東京スポーツ杯はムーア騎手の豪腕追いで追いまくられて真価全開。

1:44.5という超絶スーパーレコードで大勝。5馬身差だったが、それ以上の大差にも映る衝撃的圧勝だった。

ホープフルSでは、かかり通しながら、ほぼ馬なり持ったまま、サートゥルナーリアを想起させるような大楽勝。

ホープフルSは小回り、調教不安、開催最終日の荒れ馬場…矢作調教師の弱気なコメントも不安を掻き立てたが、全てどこ吹く風。

大きな事を全く言わない矢作師の言動が心の深淵に燃え滾る絶対的自信を感知する。

ついに現れたか⁉️「ディープインパクトの最高傑作」。その可能性は大きい気がする。

 

第2位

サリオス

デビュー戦はほぼ馬なりのまま33.1の強烈な上がり3Fを繰り出し楽々と圧勝。

2戦目では一気のタイムを短縮し、1:32.7のレコード勝ち。

朝日杯FSでも1:33.0のレースレコードで2馬身半差で快勝。

マイル戦3戦連続だが、適性距離はマイル以上、中長距離向きに思える。

雰囲気的には高速上がりの使えるルドルフといった感じ。

シンザンと同じ4文字名。シンザンの再来はこの馬か?

 

第3位

マイラプソディ

3戦全勝の京都2歳チャンプ。武豊騎手が絶賛し、惚れ込んだ器。その名前も武騎手の命名だという。

雰囲気はダンスインザダークやスペシャルウィークに似た物を感じる。

俊敏性、機動力にも優れ、武騎手のゴーサインに機敏に反応し俊足を発揮。

持久力勝負でも、瞬発力勝負でも、こなせる天才の惚れ込んだ大物候補だ。

 

第4位

ヴェルトライゼンデ

ドリームジャーニー最良産駒を予感させる素質馬。中山コースも得意のようで、皐月賞で上位との差を逆転したい。

成長力という点では上位以上のものを血統からは予期出来る。

 

第5位

ワーケア

2020クラシックはこの馬でと、ルメールに言わせた素質は間違いない。

重馬場でも33秒台の切れ味を持ち、タフさ溢れる重厚感持つハーツクライ産駒。

「空の神」と命名されたこの馬は距離が伸びてこそ。そして得意は100%左回りのはず。

ダービーでこそ真価発揮のはずだ。

 

!!注目!!

第6位

ヴァーダイト

暮れの阪神芝2,000mでデビューしたディープ産駒。マリアライト、クリソベリルの弟だが、これまでのディープ産駒には感じれないようなパワータイプのように見受けられる。不良馬場でも難なくこなすのではないだろうか。母父エルコンドルパサーに無限の可能性を感じる。特筆すべきは後半5F。


【新馬2000M戦後半5Fベストランキング】
1位 ワグネリアン(中京) 57.7

→2歳デビュー戦2,000m戦、世界競馬史上最速上がり3F32.6。福永騎手とダービー優勝。


2位 ディープインパクト(阪神)57.8

→無敗の三冠馬。GI7勝ち、数々の記録と衝撃を残した日本競馬史上最強最高の名馬。


3位 カミノタサハラ(東京)58.4

→キズナ、エピファネイアらをおさえ弥生賞優勝。怪我が無ければどれだけの活躍を果たしただろうか。


4位 ヴァーダイト(阪神) 58.5


5位 ダイワスカーレット(京都)58.6

→牝馬クラシック二冠、有馬記念優勝。歴史的女帝ウオッカとの女傑決戦は語り草。


6位 ファインモーション(阪神)58.7

→無敗の秋華賞、エリザベス女王杯優勝。

 

時計が出にくく、坂のある中央場所である阪神、中山、東京でこの記録をマークした馬にはさらに箔がつく。

究極はやはりディープインパクト。改修前の阪神、今のような超高速の馬場ではない阪神で全くの馬なりのままマークした記録。

改修後の阪神にはなるが、ヴァーダイトの時計もファインモーションを上回る素晴らしい記録。GI級馬の片鱗を示している。

 

第7位

グランデマーレ

2戦2勝、中山2,000mで1:58.9という驚異的タイムで勝利。2歳馬が2,000mで58秒台を記録したのは史上初のこと。

惜しくも骨折してしまったが復帰が楽しみな一頭である。

 

第8位

アルジャンナ

 

第9位

ラインベック

 

第10位

ブラックホール

 

次位

シンプルゲーム、ポタジェ、オーソリティー、タイセイビジョン、レッドベルジェール…

 

2020クラシックランキング

牝馬編

第1位

レシステンシア

虹の女王レシステンシア。

馬場に恵まれた…のは確かかもしれない。

しかし、それを差し引いてもレシステンシアの圧倒(圧逃)劇は鮮烈なものだった。

女傑ウオッカの2歳レコードを塗り替え、サリオスの勝ちタイムよりも速い。

前半800mを33.7、1,000m通過57.5…それでいて上がり最速の35.2!

この時計はあまりにも奇跡的とも言える異常なタイム。

逃げて上がり最速。普通の馬では到底出来ないパフォーマンス。

「令和のテスコガビー」、「ダイワスカーレットの再来」、「メジャーエンブレム2世」とも言われる。

もうこの馬が名牝であることに間違いはない。桜の女王は9割方この馬か。

あとはテスコガビーとなるか…メジャエンになるか…

牡馬クラシックに挑戦して欲しいの声も上がるほどの高揚感の先に見える未来ヴィジョンにはスカーレット色なのか。

あまりにも眩く輝く彼女の未来は虹色。祝福の虹がそれを語っているかのようだった。

 

第2位

ミヤマザクラ

札幌2,000mで2:02.1というレコードで勝利。京都2歳Sでもマイラプソディ相手に真っ向勝負を挑んだ。

金子オーナーらしからぬ渋いネーミングと愛くるしい鼠色が印象的。

大物感たゆたう大跳びのモーション、左回りさえこなせばオークス最有力か。

 

第3位

アヌラーダプラ

三浦騎手を背に全くの馬なり、それもゴーサインすらない、手綱がピクリとも動かないままの新馬戦大楽勝。

2戦目では手綱が多少動くも、ゴーサインと軽い気合い付け程度で相手を見ながらの完勝。

溢れる大物感からGI級のポテンシャルを感じる。三浦騎手が乗ってきた馬の中では最強かもしれない。

 

第4位

スカイグルーヴ

女帝エアグルーヴの系譜を受け継ぐ超良血嬢。デビュー戦ではルメールが騎乗し、全くの馬なりのままラスト3Fを11.8-11.2-11.1の加速ラップで圧勝。7馬身も千切り捨てたが…素質が違い過ぎての大楽勝の印象が強い。持てる能力は相当の物がありそうだ。

 

第5位

ルーツドール

牝馬のハーツ産駒では、この馬が最強であろう。

フィエールマンの妹だが、その内包するポテンシャルは絶大なものを感じる。

ほとんど馬なりで他馬を威圧するように圧倒した新馬戦のみでも、その存在感は抜群だった。

 

第6位

バルトリ

重馬場でも戦慄的切れ味を見せたディープ産駒。

 

第7位

クラヴァシュドール

阪神JF2着。サリオスと接戦。期待のハーツ産駒。

 

第8位

リアアメリア

新馬戦は大出遅れから掛かりまくって大外から馬なりで8馬身差。

阪神JFは大敗も、まだまだこれからだろう。軽視禁物、次戦再度見直したい。

 

第9位

ウーマンズハート

阪神JFは末脚不発も、新潟2歳S、新馬戦の強烈無比の末脚は、ハープスターを想起させるほどのものだった。まだまだ見限り厳禁だ。

 

第10位

アカノニジュウイチ

 

次位

クリスティ、サンクテュエール、ルナシオン、ホウオウピースフル、キムケンドリーム、ダイワクンナナ、モーベット…

 

3歳ダートのランキングや、地方、海外の期待馬もまだまだ更新して発表していきますよぉ〜!!

 

 

2020クラシックランキング

ダート編

第1位

カフェファラオ

 

アメリカンファラオの産駒として米国でも話題になっているというのがこのカフェファラオ。

2着馬のバーナードループに10馬身差を着ける大圧勝。2着バーナードループも3着馬に9馬身差も着けている。

勝ち時計1:54.6も厳冬期の中山ダート1,800mでの新馬戦としては破格のタイム。

ケンタッキーダービーを目指し、父の母国へ乗り込むのか?その動向に注目は集まる。

 

第2位

ヴァケーション(川崎)

 

GI昇格後では史上初となる、川崎生え抜き馬の全日本2歳優駿優勝を果たす。

南関東三冠を目指す様だが、トーシンブリザード以来の三冠馬出現も期待出来る器だと思う。

血統背景からもグングン強くなるだろう。

 

第3位

デュードヴァン

 

東京ダートで危なげなく2連勝。デビュー戦ではほぼもったまま先頭へ並びかけ楽々と突き放した。

レースぶりから大物感溢れる一頭である。

 

第4位

ヤウガウ

 

 

第5位

タガノビューティー

 

第6位

レーヌブランシュ

 

第7位

アイオライト

 

第8位

キメラリヴェルテ

 

第9位

メイショウテンスイ

 

 

第10位

テイエムサウスダン

 

次位

バーナードループ、ロンゴノット、レイチェルウーズ(大井)などなど…

 

地方のこの馬に注目!!

エン(川崎)

南半球ニュージーランド生まれで地方競馬所属という異色の存在…

かと思いきや、この馬はマイネル・コスモ・ウイン軍団の総帥であられる

岡田繁幸氏の持ち馬。

父はモンジューの血を引き継ぐ馬であり、母系も欧州の血筋。

晩成よりの血統な上、南半球産…伸びシロと成長力は

相当な可能性があるのでは?

3戦目となる次走はいよいよJRAへの挑戦。

エンの意味は「縁」。

この馬で英ダービーへぜひ挑戦して頂きたいと本気で思います!

共同通信杯とのことみたいですが…マイラプソディと激突ですからね…

例え負けても、国内にこもらず、ぜひヨーロッパに渡って欲しいです。

 

シトリン(川崎)

占いで買ったお馬さんとオーナー様が語られるシトリン号。

デビュー戦では社台系かつ森騎手騎乗かつ内田厩舎という必勝の3拍子そろった馬を相手に圧勝!

奇跡のサクセスストーリーをこのまま!父サウスヴィグラスですから、地方ダート短距離なら相当息の長い活躍を期待出来るはず。

頑張って欲しいです!

 

 

 

《2020年の期待馬》

★牡馬クラシック★

ヴァーダイト

コントレイル

サリオス

 

★牝馬クラシック★

レシステンシア

スカイグルーヴ

バルトリ

 

★ダート★

ルヴァンスレーヴ

早く戻ってきてほしい!!

日本で生まれたサラブレッドでは、日本競馬史上最強最高のダートホースだと信じています。

全日本2歳優駿、ユニコーンS、ジャパンダートダービーの3つを制した初のダートホース。

南部杯を3歳で優勝した史上初の馬。チャンピオンズカップでも斤量の恩恵無く、クリソベリルより重い斤量で楽勝。

大井無敵のオメガパフュームを相手に圧勝した唯一の馬!

東京ダート1,600mで馬なりのままレコードを叩き出す異次元の素質!

3歳で頂点を極めた時点でも、まだ完成度6割未満という夢幻無双無敵のポテンシャル!!

今年こそ復帰し、真の最強王者の力を見せて欲しいです。

 

【うみねこの勝手な独断日本ダートホースランキング】

1位 クロフネ

2位 エルコンドルパサー

3位 ルヴァンスレーヴ

4位 スマートファルコン

5位 カネヒキリ

6位 タケシバオー

7位 フラムドパシオン

8位 ヴァーミリアン

9位 トウケイニセイ

10位 アブクマポーロ

11位 オグリキャップ

12位 ハイセイコー

13位 ホクトベガ

14位 コトノアサブキ

15位 トランセンド

16位 ゴールドアリュール

17位 アドマイヤドン

18位 メイセイオペラ

19位 ホッコータルマエ

20位 コパノリッキー

次位 エスポワールシチー、サクセスブロッケン、ウイングアロー、ミラクルオペラなどなど…

 

…話がかなりずれましてすいません(笑)

そのくらいルヴァンスレーヴには期待しているという意味です。

しかし、いまでも史上3位の力はあると本気で確信してますよ。

 

他には…

ベストタッチダウン(牡4歳)

ダート3戦2勝!復帰後は馬が変わったかの様に圧倒的スピードをふりかざしての逃げで圧勝の2連勝!

とてつもなく屈強なポテンシャルを感じる。まだまだ勝ち続ける。

 

〜地方編〜

南国の月姫

ナンヨーオボロヅキ

牝馬ながら高知二冠(黒潮ダービー、黒潮菊花賞)を勝った南国の名牝。

風流な名前と一生懸命走る姿に胸打たれます!今年もがんばれー!

高知最強馬からさらなる一歩を期待してます。

 

園田の怪物

ヒダルマ

地方に転厩し、追い詰められたかのごとく、火だるまの11連勝街道爆進中!!

 

おまけにもう一頭!

園田競馬の…

「鳳凰卑弥呼」

漢字で書くとえらいカッコいいな!

ホウオウヒミコ

2018年年に中央競馬でデビュー。その後は順調に使えず、

クラシックを見送られ、地方競馬へ。

これまで乗ってきた騎手は、川田、武豊、レーン、ルメール…

鞍上の人選だけ見ても、いかにこの馬への期待度が高いかを

伺いしれよう。

まだ4着以下は1度も無し。6戦2勝、2着2回、3着2回。

園田デビュー後は、持ったまま1秒1、7馬身差勝ちを

2連続で決めている。地方競馬、園田ならば無双無敵は

間違い無く、園田以外、南関東でも頂点に立てるくらいの

大器ではないかと感じる。

それゆえ、早く中央競馬に戻ってきてほしいと思う。

父ロードカナロア、母父サンデーサイレンス。

この血統だけ見ても、高揚感が滾ってくる。

 

 

〜海外編〜

ピナトゥボ

6戦全勝。国際レーティング128で2歳時のフランケル超え!!

特に愛ナショナルSでの9馬身差ぶっちぎりは戦慄を覚える強さ。

ダビスタの最強馬のような加速っぷりでした(笑)

2000ギニーは大本命だが、果たしてダービーでは?

 

アースライト

4戦全勝。ミドルパークS優勝のシャマーダル産駒。

ピナトゥボのような爆発力は無いが、非常にレースセンスが高く、

勝負強い印象が光る。この馬もゴドルフィン。

 

ヴィクタールドラム

この馬もゴドルフィンでシャマーダル産駒。

3戦全勝でジャンリュックガルデール賞優勝。

フランスからフランス、英国クラシックを狙う。

 

 

ゴドルフィンのシャマーダル3連星に期待してます!

あとはエネイブルと彼女の同厩舎のロジシャンにワールドクラスの活躍を期待してます。

 

 

最近の馬券戦略ですが…

とにかくメインレースと最終レースしか買わないことを

徹底して続けていた時は勝ちまくりでした。

10月以降、その掟を破ってしまってからは、30万馬券、

10万馬券をヒットするも…ジャパンカップ以降は惨敗の連続。

年明けからは絶対にメインと最終のみに絞ってしか買いません!!

 

消去データ、血統バイアス、騎手、オカルト…に加え、

私が最近使っているのは…

‥竿勅 (「投資家のたまご」さん)

1着予想(youtube)

M'sチャンネル(youtube)

に睨〇箸い蠅┐舛磴麝汁

ゥ錺ママ新馬券生活

Ω形軸馬(LINE)

爆走軸馬(LINE)

╋デ和舂Α嵳益直結馬」

馬女データ研究チャンネル(youtube)

ストマック氏の神予想

 

これらを参考に、◎を打つとほぼ消えるという、

いわゆる「死神」さんらの本命馬をチェック!

その馬は頭から必ず外すこととしています(笑)。

奇跡の名馬 (スペシャルColumn) * 01:08 * comments(1) * - *

シーバード ―Sea-bird供 【超完全版SSS+α】〜地球生誕史上究極サラブレッド〜

 
   シーバード


世紀海鳥

地球生誕史上最強馬


父 ダンキューピッド
母 シカラーデ
母父 シカンブル

生年:1962年
性別:牡
毛色:栗毛
国籍:フランス
生涯成績:8戦7勝[7-1-0-0]
フリーハンデ:145 ※フランケル登場に史上最高値からは陥落も中距離以上のレーティングは今だ史上最高値。
主な勝ち鞍:凱旋門賞、英ダービー、サンクルー大賞、リュパン賞、グレフュール賞、クリテリウム・ド・メゾンフィラット、ブレゾン賞

「世紀の名馬」という称号がある。あなたならこの名誉をどの名馬に授けるだろうか?私には本馬シーバード以外にこの称号がふさわしい馬など考えにも浮かばない。その神がかり的強さ、神格的オーラ…常軌を逸したスピード能力と加速力…そしてその一生まで、何から何までが特別な「百年に一頭」な馬だった。
シーバードを生産したのはジャン・テルニンク氏。繊維業で富を築き、ノートルダム・ド・リスル牧場を創設。また厳格なカソリック信者で、自らの生産馬にも神聖な名前を付けている。それが彼が生産した名馬サンクトゥス(聖なるかな)や、父ダンキューピッドといった馬名に顕著に表れている。そんな中、シーバード(かもめ)というネーミングには神聖な雰囲気は微塵も感じられず、底抜けに明るいイメージが脳裏をよぎる。もしかしたらこの命名、神からのお告げだったのではないだろうか?そう推測せねば納得のいかない馬名なのである。

さて、それはさておき、史上最高最強のサラブレッド・神鳥シーバードの壮大なる蹄跡を振り返ってゆくこととしよう。
シーバードの調教に携わったのはティアンヌ・ポレ師。主戦騎手としてはT.パット・グレノンが手綱を握った。グレノン騎手はオーストラリアの田舎競馬の出身。まさか史上最強馬の手綱を取ることになろうとは、本人も夢にも思わなかったことだろう。
またその血統だが、とても誉められたものではなかった。父ダンキューピッドはマイルで勝ち星を上げるものの、大レースを勝つような馬ではなかったし、母方の血統を見ても、平地競走の勝利数がゼロという、三流馬の血統だった。そんな暗澹たる血統から、闇を切り裂く一線の光…大空へと白きカモメが飛んでゆく…。日本で言えばオグリキャップを思い浮かべて頂きたい。見捨てられたような血筋から現れた究極の名馬…それが日本のオグリキャップであり、フランスのシーバードなのである。実はこの2頭の強さは、ネイティヴダンサーの隔世遺伝と言われている。両馬とも父系の3代前にネイティヴダンサーが顔を覗かせているのである。


〔父ダンキューピッド〕

シーバードはフランスはカルヴァドス県にあるビクター牧場に1962年の3月8日降誕。父ダンキューピッドも惨憺たる評価を受けていたが、母のシカラーデの評価はそれ以上に、暗渠の中さらに潜りこむほど低く、2戦して2着が最高で母系を5代遡っても未勝利馬しかいない。シカラーデは生涯に4頭の子馬をもうけているが、活躍したのはシーバードのみである。そんな貧弱な系統にも関わらず、シーバードを産むまで生きながらえる事が叶ったのは、母母の全姉のカマリーが英1000ギニーを優勝したためと言われるが、シーバードを産んだ翌年、ついに見切りをつけられ、殺処分。肉屋へと売り飛ばされてしまっている。
そんな母の暗迷なる末路も他所にシーバードはグングンと成長を遂げていった。
成長とは裏腹、仕上がりは遅く、シーバードはその神の巨翼をゆっくりと広げるかのように、1964年9月2日、悠然とシャンティ競馬場へ登場。プレゾン賞(芝1,400m)へ出走し、鼻差の一着。二走目は同年9月18日に行われたクリテリウム・ド・メゾンフィラット(芝1,400m)。勇躍メゾンフィラット競馬場に神翼を降ろした。このレースも短首差の一着。二着は後の仏オークス馬ブラブラだった。
そして「世紀の敗戦」の日がやってくる。10月11日のロンシャン競馬場、ブルゴーニュの森には、早くも晩秋の風が吹き、木々を揺らしていた。グランクリテリウム(芝1,600)には、シーバードと同廐のグレイドーンが出走してきていた。グレイドーンは芦毛の綺麗な馬で、モルニ賞・サラマンドル賞と連勝中で、厩舎の期待を一心に集めていた。ポレ調教師もまだこの時、グレイドーンがシーバードより強いと考えており、グレイドーンを先行させ、シーバードを後ろから行かせた。シーバードが追い込んで、あわよくば勝てればいいという考えだったようだ。ところがこの一戦、実はいわく付きで、最初からグレイドーンを勝たせるためのレースだったと言われている。それが本当かどうかはわからないが、そんな意図が見え隠れしていた節も確かにある。
シーバードの主戦グレノン騎手は、グレイドーンに乗り、シーバードにはM.ラウロン騎手が騎乗。シーバードはかなり賢い馬だったようで、いつもと鞍上が違うことを知るやいなや、神経質な一面をのぞかせ激しく入れ込んでしまう。なおかつ、最後尾からの追走。シーバードは直線に入ってもまだ最後方。先頭にはグレイドーンが立ち、後続を突き放してゆく。その時である。シーバードはその光の神翼を広げ、一気に進出。なんと騎手が引っ張りきりになって抑えているにも関わらず、猛然と追込み、11頭を一瞬にして飲み込んでしまった。グレイドーンにあと2〜1馬身と迫ったところがゴールだった。この一戦以降、グレイドーンは不振に陥り、勝てなくなってしまう。スランプ脱出を図るため、アメリカへと移籍するも不調を脱することはできず、結局22戦8勝という単調な成績で一生を終えている。

年が変わり1965年、シーバードは眠らせていた究極無比のポテンシャルを、一戦ごとに剥き出しにしてゆく。4月4日、ロンシャン競馬場で開催されたグレフュール賞(芝2,100m)から伝説となる年のスタートを切った。このレース、すでにレースを使われていたコルデュロイやパスカンといったフランスの有力3歳が集結していたが、シーバードは全くの馬なりのまま3馬身差の楽勝。つづく5月16日のリュパン賞(芝2,100m)ではさらに相手が強化され、ダイアトム(シーバードとリライアンスがいなければ、フランス史上最強馬と言われてもおかしくない程の強豪)や仏2000ギニー馬カンブレモンらも出走してきていたものの、シーバードは軽がると抜け出し、馬なりのまま6馬身も突き抜けてしまった。
この頃になると、「とんでもなく強いフランス馬がいる」という噂が、風に乗り、ドーバー海峡も越えて、イギリス全土へと広まっていた。シーバードは悠然とした面持ちで渡英。6月2日のエプソム競馬場に姿を現した時、シーバードは「世紀の名馬」と讃えられるだけの風格と神々しいまでのオーラを身に纏っていた。レースはシーバードが簡単に抜け出し直線先頭。軽く仕掛けられると、超次元の加速を見せ、後続に追撃不可能と言えるまでの絶望的な着差をつけてしまった。残り100mを残し勝負を決めてしまったシーバードは、馬なりのまま最後の直線を駆け抜ける。そしてなんと、最後の最後は完全なキャンターでゴール板を通過するのだった。メドウコートが猛然と追い上げてきたが、キャンターに入ったシーバードに2馬身差まで迫るのがやっとだった。

【エプソムダービー1965】



▲〔英ダービー(1965)ゴールの瞬間。写真からもシーバードが手綱を引っ張られ、抑えられている様子が窺える〕


▲〔1965年・英ダービー別角度からのゴール前写真〕

決してダービーのメンバーが弱かった訳ではない。英2000ギニー馬ニクサーと前述メドウコートの他にはデューハーストS、コヴェントリーS、グリーナムSを勝ったシリーシーズン。インペリアルSとチェスターヴァーズの勝ち馬であるガルフパール。ダンテS馬バリメライス。ディーS5馬身差圧勝のルックシャープ。ホワイトローズSを5馬身ちぎって参戦のアイセイ。リングフィールドダービートライアル快勝で臨んできたソルスティスと、相当の豪傑が集結していたことを付け加えておく。
また、しっかりと追い続けていれば、10馬身差以上の着差は軽く開いていただろうと、当時の評論家たちは述べている。

故国フランスへと凱旋帰国したシーバードは、歴戦の古馬相手となるサンクルー大賞(芝2,500m、現在は2,400m)に出走。ここでもダービーと同じようなレース振りで2馬身半差の楽勝。この時はゴールのかなり前から追うのを止めており、まともに追っていたら大差勝ちもありえるほどだったという。初の古馬との対戦だったが、いきなりフランス最強古馬のフリーライドを沈めてしまい、現役欧州最強の座もほぼ手中におさめ、もはやシーバードに課せられた使命は、凱旋門賞制覇、世界N0.1の玉座しかなかった。



〔調教師ティアンヌ・ポレ氏に引かれてパドックを周回するシーバードとパット・グレノン騎手〕


1965年の凱旋門賞、「世紀の名馬」シーバードを倒すべく、世界中から史上最高レベルのメンバーがフランスに集結した。


史上最強レベルの
 1965年凱旋門賞メンバー



リライアンス
(フランス)

ジョッケクルブ賞(仏ダービー)・パリ大賞(芝3,000m)・ロワイヤルオーク賞(芝3,100m)と仏三大レースを史上唯一頭制した不敗の名馬。リライアンスはフランソワ・デュプレ氏の持ち馬としてマロニエ賞(芝2,400m)でデビュー。つづくオカール賞も5馬身差の圧勝。そして三大レース完勝。フランスでは向かうところ敵なしだった。


ダイアトム
(フランス)

そのリライアンスのライバルで生涯4着以下が一度もない“鉄壁の巨人”ギー・ド・ロスチャイルド男爵の持ち馬。プランス・ド・ランジェ賞を勝ち、勢いをつけての参戦。


メドウコート
(アイルランド)

英ダービーの後本格化し、愛ダービー・キングジョージ圧勝。レスター・ピゴットを主戦としてシーバードに立ち向かう。
メドウコートはアルゼンチン伝説の女傑ミスグリージョの血を引いている血統馬でもある。

▲〔ミスグリージョ〕


トムロルフ
(アメリカ合衆国)

遠い海を渡り、アメリカ合衆国からも強豪参戦。プリークネスS馬で全米最優秀3歳馬。ケンタッキーダービー僅差の3着。ベルモントSも2着惜敗と、この世代最強の米国3歳馬だった。9月28日の火曜、専属の装蹄師とガードマン役の退職保安官を侍り、パリ入り。フランク・ホワイトリー調教師の本気度も最高レベルのもので、乾草と水をアメリカから大量に持ち込んできた。鞍上にはシューメーカー。当時の全米最高のトップジョッキーである。
彼はトムロルフに対して次のように述べている。「ギャラントマン以来の最強の3歳馬」。凱旋門賞を前にサイテーションH、シカゴアンH、アーリントンクラシック、そしてアメリカン・ダービーと圧勝の4連荘。勢いも雰囲気も最高潮のままフランスへと乗り込んできている。

アニリン
(ソヴィエト連邦)

極寒の地ロシアからは、今だにソヴィエト連邦(ロシア)が誇る史上最強馬。ソヴィエト三冠馬で、東欧やドイツのGI級でも圧勝。米国遠征も果たし、欧州クラシック馬を一蹴している。生涯成績28戦22勝の豪傑であった。

マルコヴィスコンティ
(イタリア)

イタリア1965年、真のダービー馬。不運にもダービーで25馬身差の絶望的大出遅れ。しかし神懸った追い上げを見せ、3着。ようやく馬群に追いついた時は最終コーナーを曲がり終えた時だったと言われ、明らかにこの馬こそがイタリア最強であることは明白だった。後のミラノ大賞馬(2回)。その他にジョッキークラブ大賞など。

オンシディウム
(英国)

コロネーションカップ馬。他にGI級レース多数勝ち鞍あり。気まぐれな馬で、圧勝と凡走を繰り返し、超一流になりそびれていた。しかし、凱旋門賞を前についに覚醒。直前の調整レースとしてグッドウッド競馬場でレースをすると、エクリプスS勝ち馬クレーグハウスに15馬身という豪烈な大差を突き付け、パリへと乗り込んできた。引退後はニュージーランド、オーストラリアへと渡りトップサイアーとなる。

デミデュエル
(ドイツ)
当時のドイツ最強馬。カピエロ賞、プランタン大賞などを勝ち、バーデン大賞では4馬身差圧勝し、勢いを駆っての参戦。

その他
フランス最強古馬でガネー賞馬のフリーライド。彼は引退後、南アフリカで種牡馬として活躍することになる…超素質馬であった。
競馬の母国・英国からはもう1頭出走してきていた。鹿毛とも黒鹿毛ともとれる珍妙な毛色で身を目立たせつつ、ジョンポーターS、ハードウィックSなどを勝ってきたソデリニ(後にダービー馬を輩出)である。
欧州各地で暴れ回る実力馬カルヴァンは、クリテリウム・ド・サンクルー馬で、ヴィシー大賞を4馬身差の圧勝でロンシャンへと矛先を向けてきた。
デズモンドSを圧勝し、愛セントレジャー3着のケァリフは、敏捷性抜群の快速馬で、メドウコートのペースメーカーとして出走してきていたのだが、ただのペースメーカーではないような只ならぬ雰囲気を醸し出していた。
一方、米国に生まれ、フランスで異色の存在となったティミーラッドは、ボワ賞とコンセイユムニシパル大賞を圧勝。様々な地域へと来訪し力を叩き上げてきた名馬である。
さらには、仏オークス馬ブラブラ。グレイトヴォルテジュールSを別次元の内容で快勝し、勢いに乗るラガッツォ。この馬はキャリアが浅く、大変身もありえた。
そしてブサック氏が送り込む不気味な刺客アルダバンエメラルドも只ならぬ雰囲気を醸し出している…。
エメラルドは1943年の凱旋門賞で大健闘したエスメラルダの娘で、モーリス・ド・ニュイユ賞馬。キャリアが浅く大波乱を起こすならこの馬なのではとの見解が多かった。
そのエメラルドの僚馬アルダバンはマルセイユ大賞馬で、血統的には非の打ち所のない良血馬だった。
ダフニ賞、シャンティ賞を勝ち上がってきたシジェベールはフォワ賞を勝って参戦。しかし、とてもこのメンバーでは荷が重いようだった。


・・・・・・…――至極と言えるメンバーに、大気さえも震えて感じる。これだけの相手を向こうに回し、シーバードは2.2倍の圧倒的支持を受けつつロンシャンに登場。「世紀の名馬」の馬場入りに、シャンゼリゼ通りは静閑を失い、ブルゴーニュの木々一本一本が震え、大気も張り詰める――。


▲〔シーバードの馬場入り〕

【凱旋門賞1965】


シーバードは中団からやや前方につけ、直線で颯爽と抜け出してくる。一瞬リライアンスと並ぶが、それも束の間。馬なりのまま世界中の最強馬たちを突き放してゆく…残り200mの地点でシーバードは大きく左に寄れ、気性の悪さを出してしまうものの、鞍上グレノンは勝利を確信しきっており、なんとこの時点で手綱を緩め、馬なりにさせた。シーバードは左へ左へと寄れ続け、馬場中央よりもスタンド側、大外に膨れながらのゴールへと向かう。
これは新馬戦でも下級戦でも、重賞レースやただのGIでもない…世界最高峰中の最高峰、それも犹望綺廼の布陣瓩噺討个譴織瓮鵐弌爾梁靴辰神こ最高ランクの国際GIなのである。
とても信じられないような光景であった。大きく寄れながら、まるで木漏れ日の中、日々の調教を終えるかのように、ゆったり楽に、完全なキャンターのまま世界最高峰のゴール版を通過していった。
まばゆいばかりの極光を放つ神翼が、大きくはばたいた。世界はあまねく包まれ、世紀の神鴎の前にただひれ伏すしかなかった。


▲〔1965年 凱旋門賞ゴール前〕

リライアンスに6馬身、3着ダイアトムには11馬身もの、驚異的大差をつけてしまっていた。
まともに追っていれば、軽く10馬身差は着差は広がっていただろうとの見解を当時の文献には散見される。
スタンドへと帰って来るシーバードに、競走馬に対するものとしてはフランス史上最大級の拍手喝采、賞賛、激賛の声が送られ、ロンシャンを黄昏が包み込んでもなお、宵闇の空、響き渡たり続けた。


    
 〔1965年凱旋門賞、レース前の返し馬時のシーバード〕

シーバードの競走能力は明らかに“神の領域”のものであり、サラブレッドの最終到達点と考えられるようになった。
レース後、グレノンは常識を語るかのように飄々と答えた。



「競りかけて来る馬がいなかったから、この馬の本当の強さはまだわからない。シーバードは自分の乗った馬の中ではもちろん、自分の見た馬の中でも、間違いなく最高の馬だよ」

果たしてどれ程に強い馬だったのだろうか。
この凱旋門賞にノーザンダンサーやシンザンも参戦していた場合どれ程戦えたのだろうか。


〔ノーザンダンサー(右)。連対率100%の日本最強三冠馬(19戦15勝)とカナダ史上最強馬にして歴史的大種牡馬(18戦14勝)。2頭の対決というだけでも超ドリームマッチだが、凱旋門賞1965に参戦していれば、ダンシングブレーヴの凱旋門賞レベルと双肩と云われることなく、歴史上地球における史上究極最高レベルのレースが実現していたことだろう。文句なしに凱旋門賞史上孤高のレースとなっていたはずだ。〕


〔ポーランド史上最強牝馬にして、いまだ史上最強馬として称えられる“ワルシャワの女王”デモナ。1961年生まれの彼女も、シーバードと対戦する可能性はあった一頭。18戦14勝、ポーランド三冠&オーストリアセントレジャーの実績を引っ提げ、ぜひ1965年凱旋門賞へ参戦してほしかったところだ。この馬も参戦していればさらに1965年のレースレベルは上がっていたことだろう。〕

時空を超え、セクレタリアト、リボー、はてはディープインパクトやオルフェーヴルと対峙、合間見えた場合、どんな競馬をしていたのだろうか。
夢は尽きない―――…・・・・・・―



「上の海鳥の写真をクリックするとシーバードの貴重なレース映像をご覧頂けます!収録レースはグランクリテリウム、グレフュール賞、リュパン賞、英ダービー、そして凱旋門賞です!し・かも・調教師のティエンヌ・ポレ氏のスペシャルインタビュー付きですよぉ♪」



「リュパン賞はダビスタの画面外へ突き抜けていく状態(笑)。英ダービーは神、降臨!凱旋門賞では“神の領域を超える走り”をご堪能頂けると思います!でも…左周りがベスト条件だったんですね…シーバードって…凱旋門賞は本気を出せない条件だったのに、馬なりであの強さ、あの走り…それを思うと、この馬すごすぎます…ッ!!」



凱旋門賞直後、シーバードは米国ケンタッキーのダービー・ダン牧場で種牡馬入り。しかし、これだけの馬としては物足りない成績と終わってしまう。そんな中、凱旋門賞を勝つ女傑アレフランスやアメリカで大活躍するリトルカレントを出したことは、せめてもの救いだった。



フランスに帰り、種付けする直前の1973年3月15日、腸閉塞により生涯の幕を下ろした。12歳という若さだった。しかし…これも神のお告げだったと言うのだろうか。シーバードは手厚くねんごろに葬られるどころか、繋養先の牧場から運び出され、肉屋へと売却されてしまうのだった。頭部は剥製屋へ持ち込まれたが損傷が激しく、復元できなかったのだという。
(ところが、フランス現地においては肉屋へと売却された記録が残っていないという。フランス史上に残る不名誉な行為であることから記録がすべてもみ消された可能性もあるが…母が食肉にされたのは事実であり、その悲劇性になぞらえ、話に尾ひれがついて肉屋へ売り飛ばされたという噂もある)






曇りなき神空を往くカモメが、海の彼方へと飛び去っていく…。


果てのないやわらかな大空へ―――。



 

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奇跡の名馬 (仏国・独国・伊国・愛国の名馬) * 07:21 * - * - *

地福のトイトイ

地福トイトイ

山口県山口市阿東地福の集落一帯に古くから伝わる民俗行事。
小正月の夜、毎年1月14日に子供たちが藁で作った縁起物の馬の人形(藁馬)を
持って各戸を巡り、笊に入れた藁馬を玄関口に置いて、「トイトーイ!」と
声をかけて隠れる。
家人は藁馬の返礼として笊に菓子や餅を入れる。
子供たちは家人に見つからないようこれを回収して帰るが、
この時、家の者に見つかってはいけない。
見つかると水をかけられる。この水がかかると、縁起が悪い、風邪を引くと言われている。
2012年、国の重要無形民俗文化財に指定された。


▲〔地福の集落〕

【“といとい”の起源】

その濫觴は江戸時代中期、各地の村落の辻に、建立が流行した道祖神に因む物だとされる。
1月14日、村人が道祖神の周囲の草を刈り、道祖神を洗い清めた。
その日、子供たちは大きな藁馬を作り、これを台車に乗せて道祖神に参拝したという。
大人たちはこの労を労うべく、餅、菓子、果物でもてなしたとされる。
後に、この道祖神祭りは各戸にて行われるようになっていったらしい。


美空
「なぜ藁馬なんですか?調べてきました??」

●なぜ藁馬なのか?
民俗学的に、馬は神の依り代という記号である。
馬は武士や高貴な貴族の乗り物であり、イコール神の乗り物と考えられてきた。
神が乗ってやってくる神聖な者という認識がある。
しかし、馬を収める訳にもいかない。
そこで絵馬や藁馬の存在が希求されてくるのである。

土着の農耕馬への感謝を込めての祭事ゆえ。
戦前にはこの地でもたくさんの馬が飼われていたという。
古の頃より、人に寄り添ってきた馬たちへの感謝、謝辞の
念を込めて、五穀豊穣を祈るため。

昭和初期頃まで、家々それぞれで馬を飼っていたが、そうした馬が納屋を放れ、
他家の門口から入っていくと、「入駒」といって大層喜んだという。
この祭事はそれに端を発するものと伝えられている。

※ちなみに牛が入り込んでくると良くない、縁起が悪い、人が死ぬと言われ、
 実際に牛が入り込んだ家では不吉な不幸が舞い込んだ。
 (三ヶ月の間に家族を2人も亡くされた方からお話を聴きました)

以上の3つの理由が主として挙げられると思われるが、おそらくはの
意向が強いと推考される。

以前は山口県、中国地方の島根、広島の沿岸部を除くほぼ全域、
農山間部を中心として盛んに行われていたという。
しかし、いずれの地域でも廃れ、地福にのみ伝わるものが最後の民俗と言われる。


夕方18時、宵闇に村落が包まれた後、子供たちが公民館に集合し、
といといが始まる。


出発時の様子。私うみねこも同席させて頂きました。
この日は山口新聞の記者さん、香川県から民俗資料館の方が1名、
そしてその他の記者の方が2〜3名という取材陣でした。


民家の玄関前に置かれた藁馬。「といとい」の歴史を遡及していくと、
いまとは違ったルールが設けられていたことが多々見られる。
幾つか挙げておきたい。

・昔は水を掛けられた方が縁起が良かったこともある。
→もともと子供の行事として昼間に行われていたが、
青年らが農事用の手縄などを夜間に行うようになり、
「水掛」が始まり、以降夜間に移っていったらしい。
「水をかけてやった」「上手くよけた」などと、
駆け引きを楽しんでいたという。
水を一杯かけられた者はその年、水利が良いと言われた。

・大人の回る地域もあった。

・藁馬ではなく、絵に描いた馬を使っていた時もある。

・一部の部落で子供たちが勝手に行っていたが、
廃れるのは勿体無いということで、子ども会が立ち上げられ、
今の形の民俗文化が引き継がれていった。


それでは、2016年1月14日に行われた「といとい」の模様を
ご覧頂こう。

(撮影:うみねこ)




といといが終わると公民館へ再度集合し、頂いたお菓子を
みんなで分け合い、温かいお茶、お汁粉、沢庵などが子供たちへ振舞われる。
(私も頂きました。とっても美味しかったです。本当にありがとうございました)

   
▲〔「ほほえみの郷 トイトイ」。平成22年2月、地区内唯一のスーパーが撤退し、住民の不安が高まったことをきっかけに、世代を超えて話し合いの場を持ち、多くの住民の協力(資金面を含めて)により開設された。現在では、多くの高齢者の方々が若いリーダーと一緒に「地域スーパー、交流スペース、移動販売、ごようきき」などの事業を展開されており、地域の暮らしを支えている。NPO法人。施設の中には会議の出来るスペースや休憩できる場所も設けられている。地域憩いの場所である。

馬の関わる民俗祭事を研究する者として、実際に参加し、
リアルタイムで肌で感じることのできたこの経験は、何物にも代えがたく、
私の馬研究人生においても、貴重な宝物となりました。
子供達の元気な「といとーい!」「ありがとうございました!」の声に、
元気と幸せを貰った気がします。
 
日本人が忘れつつある、連れ添ってきた古の愛馬たちの記憶、
人と馬との絆のあたたかさを感じれる、日本の宝といっても過言ではない
民俗祭事であると確信致しました。
 
お汁粉を一緒に頂いた際には、自分の小さい頃、母郷の栃木で行われていた
民俗祭事の「どんど焼き」を思い出しました。
懐かしい人のあたたかさが地福にはあるのだと思います。
 
私も及ばずならがら、次回作の出版本にて「といとい」の記録と記憶を綴り、
未来へと伝えていきたいと思います。
またいつか、「といとい」を見に、そして子供達に会いに地福へ伺えたらと思います。
本当に色々とありがとうございました。


   
 

展示室 * 01:20 * comments(0) * - *

コリスバール―Chorisbar―狄拭Υ饑廚量焦廊



コリスバール



 奇跡名馬

324戦197勝
   世界競馬史上
     最多勝保持馬



父 マイレヴェリー
母 カンポアレグロ
母父 キャプテンアルコック

生年:1935年
性別:
毛色:鹿毛?
調教国:クレブラ島(プエルト・リコ)
生涯成績:324戦197勝
[197-86-31-6-1-3]
主な勝鞍:ルイスムニョスリベラメモリアル、197勝の世界最多勝利ギネスほか

私はこれまで、『奇跡の名馬』というタイトルを掲げ、世界中のありとあらゆる馬を紹介してきた。その中でも今回紹介するコリスバールは特別中の特別な馬である。何しろ、賞金額が低い競馬後進国の離島に生まれながらも懸命に走り続け、どんな名馬も辿り着くことのできない永遠の金字塔を打ち立てたのだから…。
  
▲〔心が透き通るような島の海。今にも漣が奏でる潮騒が聞こえてきそうだ〕

 
▲〔子供たちの描いた絵。島民と海に見守られながら偉大な記録は誕生した〕


▲〔伝説の名馬を追って。ポーズを取る(?)Y子女史〕



▲〔圧倒的レースぶりで神威的競走能力を全開させ続けた。しかしこの成績、とても雌馬とは思えない…〕


西インド諸島のイスパニオラ島東方に浮かぶ小さな島、プエルト・リコ。コリスバールは1935年、その領に属するクレブラ島に生まれた。プエルトリコは全体に低い丘陵性の山地からなる。島ではサトウキビ、コーヒー、タバコの生産が盛んだが、セメント、製紙、肥料などの工業もある。


▲〔コリスバールの獲得総賞金は$44,341,83。主戦を務めたのはアンゲルT.コルデロ騎手〕

  
▲〔近海ではこれ程の巨大なカジキが獲れることも〕

コリスバールはこの地で調教を受け、競走馬としてデビューした。
彼女が生活の拠点とし、営みを送ったクレブラ島は、プエルトリコの東に浮かぶ面積約31km²の小さな島である。
世界でも5本の指に入るフラミンゴビーチ。この海の波音を、眺望を、コリスバールも見聴きしていたのだろうか。


▲〔フラミンゴビーチ〕

凄まじいのがやはりこの戦績。1937年にデビューし、1947年までの10年間も競走生活を続けて紡ぎあげたのが、『324』というレース数。そして積上げた『197』という勝ち星。これがいかにすごい事かは、幾つか類例を呈示すれば明らかとなる。


 ◆100戦以上レースを消化した
        世界の主な競走馬たち

  

ガルゴジュニア
⇒159戦137勝

マジェスティックベンチャー
⇒217戦8勝

フィッシャーマン
⇒120戦70勝

エクスターミネーター
⇒100戦50勝

▲[エクスターミネーター]

メリック
⇒205戦61勝

ハートランドヒリュ
⇒127戦4勝

ウズシオタロー
⇒250戦15勝

スタイミー
⇒131戦35勝

レッドラム
⇒110戦27勝



▲[ウズシオタローの出走記録を塗り替えたヒカルサザンクロス号]
地方競馬出走回数上位馬一覧
※ ばんえいを除く
(2014年10月1日現在)

セニョールベスト  409戦
ミヤマリージェント 329戦
タマノジョケツ   308戦
ダイナブロス    300戦
アイエスリリー   281戦
カイヨウヒート   280戦
マヤフェアリー   278戦
ハッピーコマチ   268戦
キクノガイア    268戦
メイショウハヤテ  267戦
ベルモントボンバー 267戦
ヒカルサザンクロス 266戦
ヒートアップ    263戦

 
「現存する、確認可能な資料・文献を読み解くと、日本競馬史上最多出走記録は…参考記録ですが春木競馬のコガネマル。この馬の残した476戦だと伝えられています!でも出走数に比例するように勝利は上げられず…上述した地方馬たちもそうですよね。コリスバールって一体…。でも…すごいお馬さんたちですよねぇ…」


…以上に上げた馬たちも凄まじい成績である。100戦以上消化できる時点で、身体の頑強性と桁外れな健康に恵まれた、本当に「無事是名馬」な偉大な馬たちである。しかし、レース数と比例した勝利数を上げることは、その出走数が多ければ多いほど、奇跡にも近くなる。世界中を探しても300戦以上も無事に出走できた上に、160勝以上の勝利数を上げることができたのはこのコリスバールただ一頭だけなのである。つまり、コリスバールは世界競馬史上に類例を見ないほどの稀有な300戦以上の出走経験記録を持つと同時に、世界競馬史上最多勝利記録を、今もなお保持し続ける馬なのである。

しかもこの馬、本当に信じられないことなのだが、牝馬なのである
 
あのキンツェムをも超絶する史上最強の頑強性と精神的強靭性を兼備した歴史的女傑とも言える。

キンツェムも短距離から超長距離まで不問の適性を示していたが、このコリスバールもプエル・ト・リコで施行されている全ての距離において勝ち鞍を、それも殆ど毎回トップハンデを背負いながら掲げ続けていた。130ポンド(約59kg)の酷量を載せ快勝したことも3度あったという。第二次大戦前に生まれた、しかも小柄な牝馬に課せられる斤量としては破格のものであった。


▲〔わざわざプエルトリコまでさまざまな資料集めに行ってくれたY子女史は調査を終えるまで牡馬と思い込んでいたらしく、牝馬だと知ったとき、唖然呆然としてしまったらしいです〕


 


コリスバール蹄跡】


それでは、その生涯成績の足跡を仔細に見ていこう。
まずデビューイヤーの1937年は11戦6勝。3歳時は16戦して12勝2着4回のパーフェクト連対。
4歳時が14戦13勝3着1回とこれまたパーフェクトに近い成績。
5歳時から出走数を一気に増やし44戦も消化。6歳時にはついに覚醒期を迎えたようで、51戦37勝2着14回…つまり生涯2度目となる年間パーフェクト連対を達成したのである。
7歳時は生涯最多となる年間出走数53走。
8歳で20戦、9歳で13戦…ついに3着以下の着順も目立ちはじめ、ついに盈虧(えいき。衰えること)の時を迎えたかに見えたが、10歳になって再度の30戦越えの39戦!そして11歳で35戦し、2年連続の23勝。そしてラストイヤー、12歳時は28戦16勝という成績をターフへ刻み、競馬場を去っていった。
以下に彼女の10年間に渡る成績表を簡易ながらご紹介させて頂こう。


 コリスバール生涯成績


▲〔引退レース後に祝福されるコリスバール〕

☆1937年11戦6勝

☆1938年16戦12勝
※パーフェクト連対!

☆1939年14戦13勝

☆1940年44戦28勝

☆1941年51戦37勝
※パーフェクト連対!


▲〔1941年のとあるレースでのゴール前〕

☆1942年53戦28勝


☆1943年20戦7勝

☆1944年13戦4勝

☆1945年39戦23勝

☆1946年35戦23勝

1947年28戦16勝


【ここに注目!】
 
197勝は当然ながら世界記録。ギネスブックにも掲載される。

1937年〜1942年の5年間は4着以下一度もなし。

上述記録を戦績に置き換えるとさらに凄みが加わる。
なんと…5年間で189戦して4着以下一度もなかったのである。


生涯324走し、内321戦が5着内入線。

10歳・11歳で23勝。これもまた世界記録。



「見れば見るほど、記録だらけの馬ですね〜」

まさに「奇跡の名馬」コリスバール。小さな島に降誕した盲亀浮木の名馬は、晨夕、懸命に調教をこなし、ひた向きに生きた。





                    
〔調教時の貴重な写真〕


カリブの夜空に散らばる星たちから、煌めく純粋無垢な瞳を天与され、小さな小さな競馬場を駆け回って圧倒的な力を見せつけた。
島民たちは、この名馬との邂逅をどのような心持ちで受けとめたのだろうか。


                     
〔南国の美女。彼女の記憶にコリスバールの名は…〕

幸せを呼び込むという桃色海豚。
コリスバールはイルカのようなしなやかなモーションと、俊敏な機動力とを兼ね備えていた。
そんな彼女の姿に重ねてしまう1頭が、川崎競馬のドルフィン号である。


▲〔ドルフィン。川崎競馬所属の牝馬で、サウスヴィグラスの産駒。ピンクのブリンカーとその走りはコリスバールを想起させる〕


美空私とうみねこさんが、ドルフィンに心魅かれてしまうのは、きっとコリスバールに知らず知らずの内に重ねてしまっているところもあると思うんです。さくらんぼ色の淡いメンコの色×ドルフィン=ピンクイルカっていうところも魅力的な所のひとつではあるんですが…写真のコリスバールとドルフィン…どことなく瓜二つと思えませんか?
    

キラキラとまばゆいまでに輝きを放つ白い砂浜と青い海のコントラスト…小さな島の競馬場から“奇跡”と言う名の『虹の橋』を世界へ架けたコリスバール。
しかし、残念ながらコリスバールの起こした『奇跡』を知る者は少ない。

…さざめく波の音が奏でられるビーチに微風が吹く頃、
オレンジとピンク色の空が島を包んでいた。


遙か遠く残音残していく鴎たちの声。
海鳥たちはマーマレードエーテルの空へ消えていく――…
     
     

斜陽の中、そっと瞼を閉じてみる…



瞑想し夕凪の空に想いを重ねる――…

数十年前の珊瑚の島へ、心と記憶の時間旅行…
するとそこには、待ちかねたように頬摺り寄せてくる一頭の馬が。


天運のポテンシャルを宿した『一角鯨』…       



  
▲〔たくさんの島民から愛され、蜜語をかけられた愛おしき競走馬。花束・贈り物を持ってくるファンも絶えなかったという〕

     
【コリスバールと同じように離島に生まれた白い奇跡】

25429
ネヴァド

プエルトリコの離島、ヴェスケス島で育ったパールバックスキン馬(白毛)。

父ガルゴ。母キュビレット。父はマンノウォーの血を継承する系統。

ネヴァードの母、キュビレットの血統は不詳。それでも競走馬として登録されたことに、昔日の憐愍を感じてしまう。

1929年生まれ。生涯254戦29勝。1931年から1938年まで競走生活を続けた。

純白の光沢ある毛色と緑色の眼を持っていたという。全世界白毛世界最多勝馬。
オーナーはアントニオ・キャティンチ氏。
ネヴァドはプエルトリコの様々な競馬場で競走していたが、一番のベストコースは

キンタナ競馬場だったという。
ネヴァードは引退した1939年の暮れ、崩御。

常軌を逸したレースへの連戦と酷使がその遠因となっているのかどうか、

その因果関係に関しては不明である。


コリスバールが織り成した「324」の物語と「197」の“奇跡”。

 

        

  

 

        

  

               

         


      


夕凪の中、漣が奏でるメロディが心の琴線を爪弾き、
彼女の記憶と記録は語り継がれていく――…・・・

▲〔ほぼ毎週のように走っていたコリスバールは、島民たちにとってもきっと何気ない日常の“しあわせ”な1ページのような存在だったのではなかろうか…〕


犹笋凌瓦虜埜紊了戮┐任△襦∨殘学校時代のN.Sさん。
彼女との出逢いと同じ位、奇跡的犧桃邂逅瓩凌監阿髻▲灰螢好弌璽襪砲牢兇犬討い襦宗宗…私が咫尺することの叶った最高の名馬だと、それが彼女コリスバールだと、ずっとずっと信じている。
                        

プエルト・リコ島の夢の名馬コリスバール。
いつかどこかで回り逢いたい――…

“奇跡”をカタチにした存在。
愛おしき
彼女こそが―――…・・・

   

奇跡の名馬



   
  
 

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奇跡の名馬 (中米・カリブ海の名馬) * 01:11 * - * - *

出版記念レース 川崎競馬2000シリーズ【奇跡の名馬II 〜Fターフメモリー〜発売記念】

【奇跡の名馬2〜Fターフメモリー〜発売記念】

(川崎競馬場 ダ2,000m)

 

12月16日(月)、川崎競馬場の第8レースにて、『奇跡の名馬2』の出版記念レースを開催させて頂きました!

澄み渡った冬天の下行われ、私の家族、友人、出版社の担当編集者さん、そして共著の方々をお招きし、開催となりました。

 

勝ったのは、森泰斗騎手騎乗のコスモキリュウ号。

関係者の皆様、おめでとうございます!

【コスモキリュウ】

父 ステイゴールド

母 コスモスプラッシュ

母父 メジロブライト

主な勝ち鞍:奇跡の名馬2〜Fターフメモリー〜発売記念

 

と屬任△辰燭海函そして名前と渋い血統に惚れてこの馬を応援していました。

と屬箸いΔ里蓮∋笋留震薪数字であることが大きいのです。

小学校の時、一番最初の出席番号がと屬如▲汽奪ーでも背番号い料手、本田や闘莉王が大好き。

人生で初の30万級馬券をプレゼントしてくれたのもし遶て生まれのな源名馬のウオッカ。

結婚した今の嫁さんも苗字にも「四」が入っていて結婚記念日もてなので(笑)。

不思議な縁あると屬絶対来ると確信してました(笑)!

そしたら本当に来るし!!

ヤオでは決してありません(笑)。しこたま単勝勝ってれば良かった…。

コスモキリュウは血統も渋くて奥深いんです。

母父メジロブライト!母母がスプライトパッサー、そのお父さんがメイワパッサーですよ!

いやぁ…古き良き昭和のテイストを感じる、川崎らしい1頭だと思います。

これからも活躍を期待しています。

皆様もコスモキリュウを見かけたら応援してあげてくださいね!

2,000m以上の長距離で買いです!

 

レースの模様は、youtubeでもアップさせて頂きました。

また、川崎競馬のブログにもアップされております。

こちらにリンクを貼らせて頂きます。ぜひこちらもご覧くださいませ。

http://kawasakikeibaclub.blog89.fc2.com/blog-entry-2649.html

 

『奇跡の名馬II〜Fターフメモリー〜』

渾身の一冊です!ぜひお手元に一冊、今冬、年末年始のお休み、電車の中の読書タイム、就寝前の読書タイムなどのお供にぜひ一冊!宜しくお願い致します。

奇跡の名馬 (スペシャルColumn) * 01:30 * comments(0) * - *

コンダード ―Condado― °・。爽碧なる翼音の貝殻。°。・.●古の珊瑚礁にたゆたいし十二海神騎●。・.


 【

Dear my Friend,
碧い眼の黄金巨神


 プエルトリコ
伝説の幻王神駒
 

父 ガドスティック
母 プルププ
母父 アリュメェル

生年:1934年
性別:牡
毛色:栗毛
調教国:米領プエル・ト・リコ島

主な勝鞍:クラシコ・プエルトリコ、コパ・ナヴィダット(2回)、クラシコ・ホセ・E・ベネディクト、コパ・ゴベルナドル、クラシコほか

プエルトリコには偉大な名馬たちが数多く闊歩していたことは、当サイトや『奇跡の名馬』をご愛読頂いている方にとっては既知のことであるが、今回もまたプエルトリコの名馬を紹介したい。
今回はあえて生涯成績を伏せている。それはこの後、本文をじっくりと吟味し、その驚愕の真実を瞼へと収めて頂きたいが為である。
コンダードの戦績発表の前に、ありとあらゆる書肆、書庫、書牘(しょとく)、書篋(しょきょう)、文献を照査・尋繹することで巡逢叶った絶界烈空、空前絶後の狂震的成績を残した名駿たちを列挙しておこう。

世界に散在する、信じ難き神駒たちの蹄跡を…ここに綴ろう――。


驚愕
成績を上げた

名馬
たち




324197
[197-86-31-6-1-3]
コリスバール



253160
[160-55-15-23]
ヨウコノ


父 リトルナップ
母 シーセイント
母父 セントジェームス

生年:1936年
性別:牡
毛色:栗毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・コメルシオ、コパ・ゴベルナドール(2回)、クラシコ・プエルトリコ、コパ・ナヴィダッド(2回)、コパ・ジョージワシントン、コパ・ホセ・セルソ・バルボサ


138119
[119-11-4-4]
コフレス


父 クノッビー
母 カラミア
母父 ウォーフェイム

生年:1932年
性別:牡
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:プエルトリコフューチュリティ、コパ・ゴベルナドール、クラシコ・プリマヴェーラ、クラシコ・プエルトリコ、コパ・ナヴィダッド(連覇)、クラシコ・アボリシオン・デ・ラ・エスクラヴィタッド、コパ・プレジデンテ・デル・セナード(連覇)


競走馬生途中からの…
史上最多連勝記録

49連勝を記録した
プエルトリコ伝説の名馬。


191132
リノックスバル


1年間で56戦46勝。
サラブレッド年間最多勝世界記録。



多勝参考記録

1949年、メイクビリーヴという繋駕速歩馬(トロッター)が53勝を記録したと伝えられている。

1956年、
ヴィクトリーハイ65勝という歴史的スーパーレコードを記録。この馬はペーサーだったが、全馬種を含めた最高記録はこの馬の勝利数ということになる。


※以下の画像をクリックすると世界記録集へジャンプできます!
 

信じられない世界の超絶記録集へどうぞ…



6838
[38-25-4-1-0-0]
グラボ


父 グッドシティズン
母 チックミント
母父 チックル

生年:1940年
性別:牡
毛色:黒鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・エデュアルド・コーティニョ・インシュア(三連覇)、クラシコ・プエルトリコ(連覇)、クラシコ・コミッション・ヒピカ・インシュラー(連覇)、ジーザス・T.ピニェーロ、ディア・デ・ラ・ラサ、プリマヴェーラ


60戦以上消化しながら、生涯連対率92.6%を記録。
ビッグレースを使い続け、なおかつ結果を出し続け、その上4着が1度きりあるだけという驚異的安定感を見せた。


5843
[43-8-3-2-2-0]
カデネタ


父 ルカドール
母 ハットメーカー
母父 タイムメーカー

生年:1955年
性別:牝
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・ルイス・ムニョス・リヴェーラ、クラシコ・コンスティチューション、クラシコ・ラ・オルキデア、クラシコ・ディア・デ・ラス・マドレス、クラシコ・エウゲニオ・マリア・ホストス、クラシコ・ディア・デ・ポンス

ダート1,100m1:06.3の驚異的(当時のものとしては)レコードをマーク。
牝馬で50戦以上消化しながら、生涯一度たりとも掲示板を外す事はなかった。

しかし…それ以上のカリスマ女帝がいた。

12946
[46-28-16-39]

 【 ラ ・ フェ


父 プライメイト
母 バンナーベアラー
母父 クワトルブラス

生年:1957年
性別:牝
毛色:栗毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・コンステチューション、クラシコ・サンチアゴIパンティン、クラシコ・レジメント・65・デ・インファンテリア、クラシコ・ディア・デ・ラ・ラサ、クラシコ・パブロ・カサルス、クラシコ・ディア・デル・ヴァテラノ、クラシコ・エウゲニオ・マリア・ホストス、コパ・ホセ・セルソ・バルボサ


“プエル・ト・リコ競馬

史上最強女帝”
…と謳われる名牝。

▲〔楽々と大差勝ちするラ・フェ〕


ラ・フェ…“La Fe”とは、「信仰」の意味。
彼女を崇愛するファンは至福の時間を共有できたことだろう。容姿・レース戦法はダイワスカーレットそっくりだったが、取り巻く雰囲気はウオッカの方が似ていたかもしれない。



159137

ガルゴジュニア

39連勝馬。

12281
[81-29-3-9]
ココリソ



父 コリト
母 アピアレンス
母父 スウィープ

生年:1940年
性別:牡
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・コミッション・ヒピカ・インシュラー(3回)、コパ・4・デ・ジュリオ、クラシコ・ホセ・デ・ディエゴ、コパ・ナヴィダッド、トロフェオ・デ・ラ・ヴィクトリア


↑の父もすごい…
4437

[37-5-1-1]
コ リ ト


コリトの娘、最高傑作。
3726
[81-29-3-9]
カンシオネラ


父 コリト
母 コプレラ
母父 ロイヤルミンストレル

生年:1943年
性別:牝
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:ルイス・ムニョス・リヴェーラ、コパ・ゴベルナドールほか

プエルトリコの牝馬として最多23連勝を記録。


リボーの孫、Inプエルトリコ最高傑作。
8645

[45-18-11-6-1ー5]
リボッツヴェルセット


1975年生まれの、この馬の持ちタイムはプエルトリコ競馬の常識を転覆させるほどの衝撃度であった。

【ダ1,100m】
⇒1:05.1
1979年8月7日記録。

【ダ1,400m】
⇒1:22.3
1981年9月13日記録。

【ダ1,700m】
⇒1:42.4
1981年5月29日記録。

【ダ1,800m】
⇒1:50.2
1981年6月23日記録。

▲〔大差勝ちするリボッツヴェルセット。〕

214100
[100-44-23ー23-7-17]
テ ィ テ



12070
フィッシャーマン

7773

カマレロ
 

プエルトリコ三冠、無敗56連勝馬。

25429
ネヴァド

プエルトリコの離島、ヴェスケス島で育ったパールバックスキン馬(白毛)。

父ガルゴ。母キュビレット。父はマンノウォーの血を継承する系統。

ネヴァードの母、キュビレットの血統は不詳。それでも競走馬として登録されたことに、昔日の憐愍を感じてしまう。

1929年生まれ。生涯254戦29勝。1931年から1938年まで競走生活を続けた。

純白の光沢ある毛色と緑色の眼を持っていたという。全世界白毛世界最多勝馬。
オーナーはアントニオ・キャティンチ氏。
ネヴァドはプエルトリコの様々な競馬場で競走していたが、一番のベストコースは

キンタナ競馬場だったという。
ネヴァードは引退した1939年の暮れ、崩御。

常軌を逸したレースへの連戦と酷使がその遠因となっているのかどうか、

その因果関係に関しては不明である。


近代の
プエルトリコ三冠馬

ヴェルヴェキャンディB


さらに、これらに加え、各大陸の最多勝馬も記しておく。

各大陸エリア
史上最多勝馬

※繋駕速歩・ばんえい除く。
これが完全版。『ヒアーザドラムス』の項にしるしたものは誤り含む。



アメリカ大陸

キングストン
138戦89

欧州大陸

カテリーナ
171戦75
大英帝国の誇る歴史的最強女帝。

オセアニア
アングロアラブ

ジョロックス
95戦65
※確認できるもののみ。
年度代表馬8回
18歳で2勝
一年間に31戦30勝2着1回


サラブレッド

グローミング
67戦57


南米大陸

フロルデロート
72戦54


日 本

キノピヨ
96戦62


南アフリカ大陸

ヒアーザドラムス
59戦33


ご覧頂けたただろうか。
これらの名馬は各大陸で最多勝を誇った名馬、年間最多勝記録をマークした馬、そして150戦以上の驚嘆に値する歴史的蹄跡を残した名馬中の名馬たちなのである。
しかし、コンダードの戦績を目にすれば、それらは心の彼方へと消失霧散することだろう…
それでは、コンダードの生涯成績を記そう。



生涯成績

213
152

[152-41-9-3-7ー1]


▲〔記録的大差で後続を引き離し圧勝。当時を共生したコリスバール、リノックスバルらのさらに上をいく“ミステリアスモンスター”。スタートで立ち遅れる癖が無敗記録に瑕疵をもたらすことになるが…ほとんど出遅れても最後は引き離してのウォークオーバーでゴールインだった。プエルトリコ真・史上最強馬はこの馬だろう。敗戦はそのほとんどが出遅れや馬具の不備などの不利を被ってのものだった〕
 


213戦も出走し、掲示板入着率驚異の99.5%
複勝率90.6%!!連対率70.4%!!!

これらは全て160戦以上消化した馬の
世界記録(World Record)
になるんです!!  

 

 





もはや言葉にもならない…
150戦以上消化した馬の中では最高の連対率を誇る。
永遠なる記録を残した稀覯の名馬コンダード…彼の詳細にルーペを向けてみよう。


プエルト・リコ島の首都サン・ファンの界隈、コンダドは澎湃と波が轟動する、大西洋の海原を臨むリゾート地。ホテルやコンドミニウムが多く立ち並び、観光客や若者たちの声がにぎやかに響き合う。

 
▲〔コンダドのビーチとリゾートホテル〕

本馬コンダードの名前の由来はこの街にあると思われ、隘路の先に至るまで、パノラミックな眺望が広がる都市(まち)のように、茫洋たる競走生活を展開してゆく。
紺碧の瞳で他馬を睥睨し、震該させる程の威光を全身から解き放つ黄金の馬体。
小兵ながらも、豪胆なるままに競馬場で躍動。



烈炎のごときに猛るコンダードは、自在の脚質を仙術や宝貝を手繰る神僊(しんせん)そのままだった。黄昏に染まる巨神が繰り出す轟脚に、どんな名馬も平伏すしかなく、プエルトリコの大レースを次から次へと鯨飲。


▲〔コンダードが日々歩んだ調教場への長閑な道。この道を行き来しながら、伝説は神話へと昇華してゆくのだった〕

日進月歩、勝鬨の咆哮を上げる青い目の黄金獣は、44連勝という絶大なる記録に逢着。この記録を凌ぐ連勝記録は、上述している49連勝のコフレスの記録しか、存在していない。


▲〔農作業を終え、コンダード出陣のレースへと馳せ参じるべく、農作物を積んだまま向かおうという勇ましい(?)島民〕

一シーズンのみで38勝を挙げるという、途轍もない暴君振りを全盛時に見せていたことも心に留めておいて頂きたい。この記録を超えるのは、サラブレッドでは46勝と40勝、という2つのみ。
これらの記録だけでも、いかにとんでもない競走馬であったかが覗いしれよう。



コンダードの口取り写真、その背景には凱旋を祝福する人々が金色の巨神へと祈望の眼差しを向けている。
その中の一人…嫣然と佇む白いワンピースの少女は、寄り添う父へささやくように言葉をかける…



「あの金色に輝くお馬さんは…お父さんの馬?」

父は満面の笑顔、小麦色の肌と対照的な白い歯を見せ言い放った――


「あぁ、そうだ。一番強くて速いお馬さんだよ。お前のために勝ち続ける。最強の名馬さ!」

コンダードの馬主、ホセ・コル・ヴィダル氏の言葉である――。



▲〔ホセ・コル・ヴィダル氏、カマレロに続く2頭目の三冠馬(23連勝を記録)で生涯成績64戦56勝。プエルトリコ史上最強の一頭に数えられしカルディオロゴの口取り式。愛娘の手を握り、引き締める表情はすでに次戦を案じてのものか。カメラ目線でニッコリと微笑む少女が愛くるしさを滲ませる、陣営の雰囲気が不思議と伝わる一枚である〕







それから数十年の時がたった――



世界を歪めた大戦が終わり、人は皆、過去の名馬など、記憶の片隅にも留めていない…



…どこか空虚な平和の空。






大人になった彼女はコンダードの墓標に語りかける…
「Dear my Friend,Thank you Condado…」


透き通った碧い海のどこまでも、その言葉は響いていった――
果ての波打ち際に転がる貝殻は、その琴音に耳を欹て、誰かに昔話をささやく日を夢見つづけている―――…・・・・・・







  コンダードの
関係者一同



主戦騎手
ギレーモ・エスコバール

調教師
インクス・ラモン・リオベットJr.

馬主
ホセ・コル・ヴィダル

生産者
テオドロ・ヴィエラ・ソラ



「ありがとう、走り続ける君に――…・・・」

 

 

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