天翔夢閃(あまかけるゆめのひらめき)


  
 (あまかけるゆめのひらめき)


ここはレーヴディソールの徹底応援コラムページ&掲示板です☆
レーヴディソールをとことん追求し、分析、皆様とあたたく見守っていく、レーヴファンによる、レーヴファンの為の、レーヴディソール専門コーナー!
ぜひ、お楽しみください♪


レーヴディソール
Rêve d'Essor

父アグネスタキオン
母レーヴドスカー
母父ハイエストオナー

生年:2008年
性別:牝
毛色:芦毛
調教国:日本
誕生日:4月8日
生産者:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
調教師:松田博資
調教助手:藤原吾郎
厩務員:小園隼人
主戦騎手:福永祐一

※続々と情報更新致します!
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もっと恋セヨうみねこ * 04:50 * comments(0) * - *

Deep Impact! 〜遥かなるあの未来(そら)の向こうへ―英雄の時代― 〜

[未来へ翔び立つ天の“深”翼]



いよいよこの時がやってきてしまった。この馬に対する想いはいくら綴ろうと語り尽くせない。ディープインパクトへ対する叙情詩を静吟する場は、また別の項にまとめたい。
この馬には色々なことを教わった。様々な想いと思い出を重ねた。みんなそうだろう。ディープインパクトに出会え、幸せだった。
この馬の凄いところは、見た者を一瞬にして虜にしてしまうところだ。はじめて競馬を見る人が、心の底から「すごい!」と思える衝撃を与えるのである。そしてさらに凄いのはその人気で、デビューから引退まで圧倒的1番人気に支持され、単勝オッズがすべて1倍台(しかも全戦1.5倍以下。国内においては1.3倍以下)という馬は、世界競馬史上、ディープインパクトしか存在していない。
競馬の素晴らしさ、生きることの楽しさを万民に教えてくれた“空飛ぶ英雄”が、いま、未来という名の大空へ翔け上がろうとしている――…。

それでは、最後のディープインパクト分析といこう。

∫ディープインパクトの不安点∫

(1)スタート
これは今まで何度となく上げてきたことたが、むしろ出遅れてくれた方がいい。ただし、ほんのわずか0.01%程の不安がある。落馬である。武騎手も細心の警戒を払いゲートを出るだろうが、絶対に落馬しないとは限らない。…とは言え、精神面も成長しきったディープインパクトと“ラストラン”という万感の強い想いを込めて手綱を取る武騎手に、このハプニングはまず起こらないだろう。重箱の隅をつつき、さらにその隅の様子を巨大な虫眼鏡で確認するようなものだろう。心配はいらない。

(2)反動
ジャパンCの反動は無いのだろうか。
究極の仕上げで望み、ジャパンCを圧勝したはいいが、その「絶対に負けらない」という壮絶な意志が、ディープインパクトを極限の状態に高めた。つまり、すべてを出し尽くしてしまい、もうお釣りはないんじゃないのか?、という事である。なるほど、あの走り、言われてみれば「最後の咆号」とも受け取れはしないか…。
ところがである。ディープインパクトはジャパンカップ直後から時計を出し始め、追い切りでも陰りは一切見受けられないし、それはタイムにも現われている。これも重箱…だろう。

(3)使用最短距離
これまでの全50回の勝ち馬に共通して使用されていた最短距離は、1,800m。しかし、ディープインパクトにはいまだその経験が無い。
有馬記念はちょっと変わった競走で、長距離戦にも関わらず、相当なスピード能力が要求されるレースなのである。それでいて3,000m近くの距離を乗り切るだけのスタミナをも希求されるのだから、強大な底力が無いと勝ち抜けないレースと言う訳である。しかし、この点も心配無用。ディープインパクトの真骨頂はその天性の“スピード能力”にある。実際にディープインパクトは天皇賞でレース途中からただ1頭のマイル戦をスタートさせ、レコード級の時計を記録している。血統的にもレディブロンドがおり、問題ない。1,800以下の距離はローテンションの都合から使えなかっただけであり、実際に安田記念やマイルCSを使っていても、十中八九勝っていたはず。凱旋門賞へ遠征した際にも、フランスの騎手や調教師たちが、この馬には距離は関係ないだろうと語っている。大丈夫だ。


しかし、今回は大差の大圧勝か、惨敗のどちらかではないかと思う。有馬記念は絶対的本命が奇妙にもアッサリと消えてしまうケースが多々あり、近年はその傾向にさらに拍車がかかっている。そして“ディープインパクト大敗論”、その根拠となるのが、当コラムの前回で紹介した2つのデータである。これら2つの不安材料を克服できた馬は、いまだかつていない。ディープインパクトは海外遠征を行っているため、例外となる可能性(しかも失格という稀な処分もあるため)があるが、大敗も覚悟しておく必要がある。ディープインパクト・ファンの方は、なお一層のことそれを心の片隅に置いて、レースを御覧になって頂けたら…と思う。今回、ディープインパクトがやっていけないことは、「敗戦」ではない。「消失」である。彼には血を後世へと伝える重大な仕事が残されている。そして世紀の大種牡馬となる可能性も秘めているのだから、その価値は現在、無限大に近い。それがシンジケート51億円(日本史上最高額)、父サンデーサイレンスを超える種付け料1,200万円(こちらも史上最高額。父サンデーサイレンスは1,100万円)に反映されている。かつてセントサイモンが、ノーザンダンサーが、ミルリーフが、リボーが、ミスタープロスペクターが、ネイティヴダンサーが、そして、実父サンデーサイレンスが血統に歴史的な変遷を与えたように、歴史的種牡馬となるのポテンシャルを、ディープインパクトは内在させているのだから。


∫世相から見る有馬記念2006とディープインパクト∫

「競馬は世を映す鏡である」と言うが、中でも有馬記念はその代表格と言えるレースだ。2001年のテロ馬券(マンハッタンカフェ、アメリカンボス)、昨年の6番10番で決着した“ロッテ馬券”はあまりにも有名。果たして今年は!?
2006年の事件・流行・出来事から、それを占ってみたい。

≪2006年の主な出来事≫
◇ライブドア事件、ホリエモン逮捕。

◇トリノ冬季五輪にて、荒川静香選手が金メダルを獲得。“イナバウアー”が話題に。

◇野球世界最強国を決めるWBC(ワールドベースボール)で、王監督率いる日本代表が世界一に輝く。

◇映画『ダ・ヴィンチ・コード』が大ブームに。

◇サッカーワールドカップがドイツで開催され、イタリアが優勝。
日本は予選敗退もサムライブルーで日本中がサッカーフィーバーに。ジダンの頭突きが世界へ大きな波紋を呼んだ。

◇中田英寿、ジヌディーヌ・ジダン、引退。

◇オシムジャパン誕生。

◇浪速乃闘拳・亀田興毅、世界チャンピオンに輝くも疑惑の判定に話題騒然。

◇甲子園にて、早稲田実業が王者・駒大苫小牧を破り初優勝。“ハンカチ王子”斎藤佑樹投手が時の人に。

◇悠仁親王殿下ご誕生。

◇小泉首相が任期を終え、安倍晋三が内閣総理大臣に就任。

◇日本競馬史上最強最高の名馬、ディープインパクトが世界最高峰・凱旋門賞へ挑戦するも、3着惜敗。

◇F1ドライバー、ミハエル・シューマッハが引退。

◇北海道日本ハムファイターズが44年ぶりの日本一。

◇新庄剛志選手が引退し、“新庄劇場”に幕。

◇Jリーグ、浦和レッドダイヤモンズが悲願のリーグ初制覇。

◇大リーグ・レッドソックスに松阪大輔投手の入団が決定。

◇亀田興毅、ランダエタとのリターンマッチを制し、汚名返上。


…今年は日本と世界との戦いが、より濃く現われた年だったと思う。そしてそこには、ヒーローたちを屈辱のどん底へと落としめる試練が用意されていたのである。しかし、その最後には栄光に満ちた輝きが待っていた。そしてヒーローたちは去っていく…今年ほど“英雄”と呼ばれる者たちが一挙に去って往く年も珍しい。荒川静香、中田英寿、ジダン、新庄、小泉首相、シューマッハ、松阪、井川も日本球界から去っていくし、ハンカチ王子も、甲子園から去っていく。そしてディープインパクト。英雄たち無き後、残されるのは希望なのか絶望なのか。

そして、今年は「英雄」が必要とされた時代だった。毎年恒例の、1年を表す漢字1文字、今年は“命”だった。思えば親殺し子殺し、虐待などの凄惨な事件が相次ぎ、また学校でのいじめによる自殺は深刻さを極めている。何かが狂った日本社会。命を命とも思えぬ悪が跋扈(ばっこ)する世の中、必要とされたのが新庄であり、ハンカチ王子であり、ディープインパクトであり、亀田興毅といった「英雄」たちだったのだ。失われる命、奪われる命もあれば、生まれてくる命もある。悠仁様がその象徴だろう。また私の親友にも赤ちゃんが生まれ、職場の上司にも赤ちゃんが誕生。小さな天使の笑顔に、荒んだ世の中も照らされる。『命』…この1文字を深く考えさせられる1年だった。

では、世相時事馬券はどーなるのだろう?結論からいけば、ディープインパクト、ダイワメジャー、コスモバルク、赤色の3枠、青色の4枠だ。
まず今年のキーワード、「世界を舞台にしたヒーロー」からポップロック、デルタブルース、ディープインパクト、コスモバルクに警戒。さらに、野球が話題に多く上ったことも受け、第51回→51はイチローの背番号→1番6番、1枠6枠に注意。日本ハム優勝から6番8番、6枠8枠。そして「北海道」のコスモバルク。戌年の有馬記念は5枠が絡むという法則からもバルクは絶対に外せない。「シンジラレナ〜イ」結末になるかも(笑)。松阪大輔メジャー入りからダイワメジャー(ダイスケはメジャー)にも配慮を。数字的には1、3、5がお薦め。特に1と5の組み合わせは野球ネタと有馬の施行回数、そしてディープインパクトのシンジゲート額(51億)から激アツか。しかし、意外や意外、3はさらにアツい。亀田“3”兄弟、安倍晋“三”、悠仁様は第“3”子で今年の漢字「命」(いのち→“3”文字)、亀田興毅は“3”階級制覇が夢、その3番はドリームパスポートで、松阪メジャー入りとの連想も膨らむ。
“色”からの分析。今年の有馬はクリスマス・イヴ。クリスマスカラー、サンタクロースから白と赤。さらに赤の象徴、浦和レッズ優勝からも赤い“3”枠を推す。そして今年を象徴する色は“青”である。

■今年象徴の青一覧■

・荒川静香の衣裳

・サッカー日本代表

・ワールドカップ優勝国イタリア

・ハンカチ王子のハンカチの色

・上半期の朝ドラが「ちゅらさん」以来とも言える高視聴率を記録。そのヒロインは宮崎あおい(あおい→葵→青)

・今週、青島幸夫さんが亡くなられる。

・当日の中山競馬場のゲストが横綱・朝“青”龍。

よって、青の4枠は要警戒必要。現日本代表も青だが、中心は“赤”の浦和レッズメンバー。記念すべきオシムジャパンの初代10番も浦和レッズのエース・田中達也だった。色では白・赤・青で鉄板か。
以上が今年の世相反映と見る。
世相を後押しとして大穴をあける馬は現われるのだろうか?

そして、英雄ディープインパクトの最期やいかに。
その“命”答はもうすぐでようとしている――…。

もっと恋セヨうみねこ * 06:43 * - * - *

Deep Impact! 〜遥かなるあの未来(そら)の向うへ ― Ultimate-Epilogue…“ARIMA-KINEN”― 〜

 [英雄、最後の飛翔]



有馬記念の登録メンバーが発表された。ハーツクライの引退は寂しい限りだが、昨年に引き続き、超ハイレベルな競馬史に残るレースが期待できそうだ。
ディープインパクト以外の、今回の有力馬を見ていこう。


【ダイワメジャー】
喉鳴りの疾患から奇跡の復活。そしてついに迎えた円熟期。先行馬有利の中山競馬場で、GI3連勝を狙う。

【ドリームパスポート】
無冠の最強3歳馬ここにあり。運が味方さえしていれば三冠馬にも成れていた程の馬。最強馬へ再度勝負のパスポートを突き付ける。

【デルタブルース】
底知れない素質馬も、天馬の影を見ることさえできなかった。南十字星またたく島で手に入れた歴史的勲章を胸に、今一度天馬を追い掛ける。

【スイープトウショウ】
ハイレベルなカワカミ3歳世代には屈したが、その爆発的豪脚は健在。最強女王が英雄の末脚に挑戦する。

【メイショウサムソン】
菊の花が散りゆくも、色褪せぬ二冠の花吹雪。揺るがない石橋との信頼。連勝の切っ掛けとなった中山で復活できるか。

【コスモバルク】
夢追いかけてはや約3年。シンガポールで光り輝いた地方孤高の最強馬。もう一度、いま一度、日本での戴冠式を目指し、北海道から中山へ。

【トウショウナイト】
ついに掴んだ重賞タイトル。大崩れない安定味と、勢いに乗って、有馬記念へ殴り込む。

【ポップロック】
目覚めゆくポテンシャル。デルタブルースと決めた歴史的ワンツーフィニッシュを、今度は1着で。

【スウィフトカレント】
サマーチャンピオン、夏の残光は真冬の空へ。炸裂させる!激流の末脚!

【アドマイヤフジ】
新春を沸かせた末脚よもう一度。ブランクも一年の総決算で吹き飛ばす。

【アドマイヤムーン】
天才との満ち欠けにより、その切れ味は満月へと近づく。今回は果たして…満月の月光を放てるか。

【アドマイヤメイン】
あの悲劇の超速馬の片鱗を見せつつある大逃げ馬。史上最大の大逃走劇を中山で見せるか!?


まさに、今年を代表するメンバーが集まった。GI勝ち馬6頭、二冠馬メイショウサムソン、連勝を続けるダイワメジャー、今だに4着以下のないドリームパスポート、最強古牝馬スイープトウショウ、シンガポール国際Cのコスモバルク、メルボルンCで歴史的快挙をやってのけたデルタブルースとポップロック…ハーツクライとカワカミプリンセスがいないのが残念だが、現時点での年度代表馬候補が勢揃い。今年最後の栄光は、どの馬に舞い降りるのだろうか。
…しかし、どの馬もその存在感が消えてしまうことだろう。ディープインパクトと言う名の“空飛ぶ英雄”の前に。
有馬が最後。有馬で最後。どんな名馬が出走しようと、この日の主役はディープインパクト以外にはそぐわない。


[ディープインパクトに襲いかかる“最凶”の2大データ]

これまで、ディープインパクトはただの一度も消去データに引っ掛かったことがなかった。いわばデータの通用しない、データなど関係ない馬だった。ところが、なんと今回は二つの不安材料が浮かび上がってきてしまったのだ。本項では、それらの分析からディープインパクトの勝算を考究してみることにしたい。

《1》二ヵ月以上の休養から有馬記念へ参戦した馬除き、前走馬体重が6kg以上減っていた馬は、昭和50年以降、1頭も連対がない。

ディープインパクトは前走ジャパンC時、宝塚記念から−6kg。このデータはかなり強力で、今までもかなりの有力馬が消えている。

《2》休養明けから有馬記念へ臨む馬を除き、前2走とも2,400m以上の距離のレースを使い、前走連対していた馬は、1頭も連に絡めていない。

ディープインパクトは前走がジャパンC(2,400m)、前々走が凱旋門賞(2,400m)でこれに該当。

こちらもかなり強力なデータで、現在までにテイエムオペラオー、セイウンスカイ、ヒシアマゾンなどが沈没。恐ろしいデータなのである。


しかし、ディープインパクトはこれら2つのデータを破壊するだけの能力と、スルーでき、例外となれるデータを含有している。それが、「凱旋門賞」である。これまで、有馬記念におけるデータを崩壊させてきた馬は、みな海外遠征帰りの馬か、マル外の馬ばかり。その良い例が、ディープインパクトに同じくフランス帰りだったスピードシンボリ、ギャロップダイナ、マル外ではグラスワンダー、アメリカンボス、タップダンスシチーなどなど。ディープインパクトは前者の海外遠征帰りになる訳だが、もし今回勝つとなるなら、ディープインパクトを、そして彼の陣営・ファン・関係者を絶望へと落としめた、あの「凱旋門賞」が勝利へのよすがとなってくれる可能性があるのである。

かくして歴史的敗戦は、歴史的大勝へのふせんとなるのかもしれない――。

もっと恋セヨうみねこ * 06:07 * - * - *

Deep Impact! 〜遥かなるあの未来(そら)の向こうへ―Last・flight…Fainal・impact―

[“未来”と言う名の大宇宙(そら)へ…ディープインパクト神話、最終章]



2006年の11月26日、1頭のサラブレッドの勝利により、日本の競馬が救われた――。

世紀の天馬・英雄ディープインパクトのジャパンCである。

ディープインパクトのそれまでを、振り返ってみよう。
まず凱旋門賞での不可解な敗戦が大きな余波となり、日本全体を揺るがした。そして追い打ちをかけるように、ショックも癒えなくしての突然の引退発表…そして禁止薬物の検出…。至極順風満帆だったディープインパクトの歯車は少しずつ噛み合わなくなり、日本全体までもが、何か不穏な空気で包まれてしまった。
次々に発覚する社会全体の不正…力ある者が徹底的に弱きを挫く格差社会…。ディープインパクトはそんなところまで、犇性瓩箸覆蠑歡Г靴同任圭个靴討い燭のようである。さらに悲劇はつづく…カワカミプリンセスの降着事件…ディープインパクトの凱旋門賞失格と、日本の競馬は信頼を失いかけていた。もし、あのジャパンCでディープインパクトが負けていたら、日本の競馬は、過去も未来も音を立てて崩れ、死んでしまうところだった。

英雄が日本を、日本の競馬を救ってくれたのだ。


武豊騎手も、秘めた想いは尋常ではなかった。
「絶対に負けられなかった。他の馬がどうとかではなく、とにかくこの馬らしい走りをさせてやりたい…それだけを考えていました」
とレース後、語っている。

陣営も凱旋門賞の後、苦しみに苦しみ抜いたのだ。きっと毎日が、ぶつける場所のない煮えたぎる怒りと、悔しさと悲しみに満ちた生き地獄だったに違いない。

「ファンも苦しかった思う。けど我々はもっと苦しかった。なんとかして先生(池江調教師)やみんなを助けたかった」武豊談


そして、池江調教師のレース直後のコメントが、そのすべてを物語っている。
「今日のようなゴールの瞬間は味わったことがない。体中が熱くなって“体内”は涙でいっぱいに満たされました」

「いろんなことがありすぎて…1日1日が苦しくて、この2カ月は1年のように長く感じました」

「“ガッカリばかりしていたらダメだ”と、いつもディープから勇気をもらいました。人生山あり谷あり。倍になって喜びが帰ってくると信じていたが、それを今日ディープが証明してくれた。感謝、感謝の気持ちでいっぱいです」


関係者だけでなく、ファンもみんな信じていた。池江厩舎にはたくさんのファンからの励ましの手紙が届いたという。
そしてウイニングランに入った天才と英雄へ贈られる賛辞と拍手喝采…そして一同揃っての「万歳!」に、すべてが詰め込まれ、凝縮されていた――。


英雄ディープインパクトは、その犇飛ぶ走り瓩覗瓦討鮨瓩飛ばし、光の翼で日本を照らし出したのだ。

最大のライバル・ハーツクライ、英国競馬史に燦然と輝く世界女帝ウィジャボード、二冠馬メイショウサムソン、無冠の最強3歳馬ドリームパスポート、ハイレベルなカワカミ世代の女王杯馬フサイチパンドラ、地方最強馬コスモバルク、サマーチャンピオンのスウィフトカレント、フランスからの刺客フリードニア…全馬を一瞬にして絶世界の眼下へと沈め、ディープインパクトは悠然とゴールイン。まともに日本で走った時のこの馬に、勝てる馬など世界競馬史を見てもいないだろう。使った上がり3Fは33.5、勝ちタイムは2:25.1だった。ダービーとはまた違う一面を見せてくれたが、常識的にも、物理的にも人知を遥かに超越した強さである。あのスローペースで4角最後尾付近からGI級の馬たちを捕まえる…ここまでは歴代最強クラスの馬たちでも可能なパフォーマンスだが、ディープインパクトは最後、流しながらドリームパスポートに2馬身差もつけてしまった。JC史上、4角9番手以下から半馬身差以上突き放して勝った馬は“いない”のである…「ディープインパクト」という例外中の例外を除いて。


天空に輝く極光をまといし6本の指…その指し示す先に、究極神話の終着点、『有馬記念』は見えている。

ラスト・フライトの時間が、刻一刻と時を刻む。
迎えるイヴの夜、巨大彗星が日本へ衝突する。
ファイナル・インパクトが地球の歴史に狆弖皚瓩鰺燭┐詁が、もうすぐやってくる――。

もっと恋セヨうみねこ * 11:08 * - * - *

Deep Impact! 〜遥かなるあの未来(そら)の向こうへ〜 ― Deep-nocturne ―

[JC徹底展望 〜ディープインパクト、未来へ翔るジャパンC]



凱旋門賞以来、いよいよ英雄が姿を現す。舞台はあのダービーに同じ東京競馬場。日本一に輝いたコースで、ディープインパクトは輝きを取り戻そうとしている。
能力に陰りは一切ない。それどころか、より強く、彼はさらに進化している。しかし、納得のいかない敗戦を喫した凱旋門賞から、引退表明、そして凱旋門賞失格の禁止薬物事件…確実にここ数ケ月で、ディープインパクトにはマイナスイメージとなる不穏な空気が取り巻き付いてしまった。

もう凱旋門賞から随分時間が経ったような感覚に陥ってしまう。あの凱旋門賞を境に、日本の社会全体にも暗澹たる「何か」が頭をもたげているような気がしてならない。そして、そんな日本を避けるかのように、外国馬たちはジャパンカップを回避してしまい、なんと2頭のみの参戦。ジャパンCダートに至っては参戦馬ゼロという、レースの意義が問われる結果となってしまった。参戦を表明していた馬が不調や故障を起こしてしまったとはいえ、これはあまりにもヒドイ。馬場や距離(特にダート)に問題があるのだろうが、一番の要因は極々簡単。それは日本馬が強すぎるためである。昨今の日本馬による大躍進は例を挙げるまでもなく、その日本馬とアウェー、しかも日本馬にとってのホームで戦う、というのだから、外国馬は相当に厳しい。かのデットーリ騎手をして、「ジャパンカップを勝つには、欧州最強クラスを最高の状態で出走させなければ勝てない」とまで言わしめた。
さて、その日本馬だが今年は9頭が出走。少頭数だが、史上最強最高のメンバーが
揃った。ディープインパクト、ハーツクライを頂点に、二冠馬メイショウサムソン、そのライバル・ドリームパスポート、シンガポール国際Cで悲願のタイトルを手にしたコスモバルク、サマー2000チャンピオン・スウィフトカレント、レベルの高い3歳牝馬からは、女王杯馬フサイチパンドラがエントリー。日本最強馬決定戦にして、最高のドリームレースが実現しそうだ。


[ディープインパクト徹底分析in東京競馬場]

●不安点

(1)スタート
これは菊花賞、凱旋門賞時にもあげたが、この馬にとって出遅れはむしろプラスに働く。一番恐いのは落馬のみ。ノーリーズンの様なことがあるため、余談を許せない。武豊の細心の注意を払った騎乗に託したい。

(2)久々の左回り
左回りは実にあのダービー以来。戸惑いなどが無ければいいが…しかし、これは重箱の隅をつつくような不安点。取るに足らない問題だろう。

(3)帰国緒戦
これがかなり不安。敗戦のダメージは本当に無いのだろうか?精神面での揺らぎは…?しかし、順調なのは調教タイムが示す通り。これも重箱の…というものにすぎない。

(4)失格・薬物問題の精神的影響

最大の懸念材料はこれだろう。馬は何も分からないとしても、陣営は間違いなく精神的ダメージを受けている。敏感なディープインパクトがそれを察知し、何らかの悪影響が出ないことはないのだろうか。


○強調データ

(1)日本ダービーで連対歴があり、前2走内に日本のGIを勝っているサンデー産駒のジャパンカップ勝率100%。

(2)ジャパンカップは日本の4歳馬の勝率が一番高い。中でも、前走3番人気内の高支持を受け、なおかつ前3走内にG2戦以上のクラスで1着のある馬が出走してきた場合、最も信頼度が高い。今年これに該当するのは、ディープインパクトのみ。

(3)前走より斤量が2kg以上軽くなる、東京のGI勝ちある日本馬(勝率1位の4歳ではJC史上初、ディープインパクトがこれに該当)。
ディープインパクトが日本ダービーの時と同じ競馬が府中で出来れば、世界競馬史を見ても勝てる馬は、恐らくいないだろう。それくらいディープインパクトは強い。


[未来へ続く究極の一戦]
それではここで、JCに出走するディープインパクト以外の有力馬8頭を見ていきたい。


【ハーツクライ】
〜もう一度、頂点へ。

日本馬で唯一ディープインパクトに先着を果たした世界最強の5歳馬。ルメールを鞍上に覚醒を遂げた豪傑がもう一度牙を剥く。海外遠征の疲れも癒し、当初から目標はここ。不安点はつい先日判明した喘鳴症のみ。

【ウィジャボード】
〜世界最強女帝飛来。

英オークス、BCメアターフ2回、香港ヴァーズほか、GIを計7勝もしている歴史的名牝。ダービー郷の所有馬で、その能力はイギリスの牝馬史上で考えても10本の指に入る名牝と言えよう。2度目の欧州年度代表馬が、世界女帝の“格”を見せ付ける。

【メイショウサムソン】
〜“愛”の二冠馬

日本古来の名牝ガーネットのライン、石橋騎手の熱意、瀬戸口調教師の情熱が生んだ日本の競馬愛溢れる二冠馬。ディープインパクトとのダービー馬決戦が見物である。

【ドリームパスポート】
〜夢の1着へ

メイショウサムソンとの勝負をクラシック戦線で展開。結局1冠も手にすることはできなかったが、その能力は優にGI級。いまだに4着以下に崩れることを知らず、サムソンとの対戦成績も勝ち越している。

【コスモバルク】
〜シンガポールの奇跡、道営の星、再び

今年、宿願のタイトルを手に入れた地方馬のヒーロー。しかし、国内GI制覇はいまだに遠く、もう一歩の足踏みが続いており、今度こそ勝ち取りたい。

【スウィフトカレント】
〜夏の王者、冬の王者へ

今年から始まったサマーシリーズ2000の初代チャンピオン。いよいよ本格化を遂げ、GIのタイトルを手にする日も近い。実はディープインパクトの兄、ブラックタイドのデビュー戦2着馬でもある。

【フサイチパンドラ】
〜箱の底に眠る脅威のポテンシャル

カワカミプリンセスを頂点に、今年の3歳牝馬は相当に強く、レベルも高い。エリザベス女王杯はカワカミプリンセスには完敗だったが、最強女王スイープトウショウにはキッチリと勝っている。決して侮れない存在だ。

【フリードニア】
〜可憐なる刺客

フランス・ハモンド調教師の送り込む4歳牝馬。この馬がどうも引っ掛かる。ポモーヌ賞とターフ招待S2着が主な実績だが、キャリアも浅く、決して侮れない。舐めていると痛い目を見せられてしまうかもしれない。


この他にも超大穴のトーセンシャナオーとユキノサンロイヤルが出走。持ち味を出してレースを盛り上げてくれそうだ。


――…今回、最大の見所は、ディープインパクトとハーツクライの対決だ。少頭数だけに邪魔されずにガチンコ勝負が出来そうだ。

負ける訳にはいかない。
絶対に。

「失われた大切なもの」を取り戻すために。


福岡で起きた、いじめによる自殺でこの世を去らぬばならなかった薄幸の少年。
彼は馬が大好きで、将来の夢は調教師だったのだという。
彼の遺書にはこう記されていた。

「次に生まれてくる時は、ディープインパクトの子に生まれたい。ディープインパクトは最強だから」

武騎手は、少年へ色紙を送っている。

「天国で応援してください」 ――ディープインパクト、武豊


“ディープインパクト”というこの一頭の馬の名は、社会へと浸透し、目に見えないが、途方も無い影響力を放ち続けている。そしてファンは信じているいまだに彼が「史上最強」ということを。知識無き愚弄者たちは一連の報道に踊らされ、彼を見る目を失ってしまった。

そうした誤報を信じる者たちの目を覚ますため、老若男女の夢を見るファンのため、そして天国の少年のために、ディープインパクトは絶対に負けられない。


もう一度…あと2回…

日本の中心・東京から―…猝ね茘瓩箸いμ召梁膓へ…

ディープインパクトが飛翔する―――……!

もっと恋セヨうみねこ * 13:36 * - * - *

Deep-nightmare 〜絶望と希望の間に…〜

⊆絶望と希望の間に…⊇



ディープインパクトがいつものようなスロースタートを切ってレースを始めた。後方待機から前衛の馬群をいつでも飲み込めるというような雰囲気を漂わせ、風を切ってゆく―。

しかし、その時だった―

ディープインパクトが忽然と口を割り馬群へと突進を開始。なんとかこれを御そうと武騎手が必死の手綱捌きを見せるが、それも虚しいモーションに終わり、ついにディープインパクトはコースの逆走を始めてしまう。

ディープインパクトは狂気を振り乱し、のたうち回って武騎手を振り落としてしまう。武騎手がターフに蹲るなか、ディープインパクトは何かを悟ったように冷静になり、馬群を見つめ、静かに追走を始める。先頭の馬から悠に100馬身離れた後方から一気の加速。光の巨翼を広げ、見る間に差を詰めてゆくディープインパクト。4角最後方から空飛ぶ走りで1頭1頭を眼下に沈めてゆく。
「来た来た来たぁー!空馬となったディープインパクトが猛然と追い上げる!」

しかし…半馬身差及ばずの2着。
ゴール板を切ったディープインパクトはフラフラとよろめき、崩れ落ちた…。

馬体からとめどなく溢れる「赤い涙」が緑のターフを真っ赤に染め上げていった。果てしなく…底のない暗黒の闇の先まで―。




…――夢…夢だった。

恐ろしい悪夢だった。


これは、私が数日前に見た「夢」の話である。
ディープインパクトが秋の天皇賞へ衝撃の参戦を表明してからの数日、私は言い様のない不安に襲われていた。そして言い知れない畏れは、思わぬ形となって姿を現した。


ディープインパクトからフランスで使用の認められていない薬物が検出。

衝撃のニュースに、列島震撼。

「まさか、嘘だろ…」
ファンはその現実を直視できず、ただただ信じられない、何かの間違いであってほしい…という想いのみが胸中に去来、交錯し、心が揺さ振られる。


薬物名はイプラトロピウムという。その効能は気管支を広げ、空気の吸入量を多くするといったもの。しかし、その効果がレースに絶大な影響をもたらすとは考えられず、ディープインパクトの能力補正が促されることは全くないと断言していい。この薬は日本では禁止対象にはなっておらず、池江調教師はじめ、陣営の調査・認識不足が招いたミスと言えよう。ディープインパクトにも武騎手にも全く非はない。しかし、非難の的にすべきは陣営のみにあらず。今回の事件の要因はフランスギャロ側にもある。凱旋門賞の1週間前、池江調教師は風邪の治療のため、ギャロへと薬物の使用を申請していたという。ならば、なぜその時ギャロ側はその使用を止めなかったのか。その薬物そのものでなくとも、禁止対象となる成分を調べ上げるのが主催者側の責任というものであろう。一方、陣営側にも言いたいことがある。なぜ使用する以前の確認を怠ったのか、またそれ以上に、体調を崩していたというのなら、なぜその報告をファンにしない。ファンに不安を抱かせてしまう…負けた時の言い訳と言われてしまう…危惧は多々あることだろうが、これだけの馬である。「ちょっと風邪気味なので薬を与えました。いまはケロッとしておりますので、まったく心配いりません」くらいの報告をして欲しかったというのがファンの本音というものだろう。

この一件でディープインパクトを非難・中傷する愚者は、ディープインパクトを…馬を、そして競馬を愛し語る資格はないと私は声を荒げて主張したい。本当にディープインパクトを愛しているのなら、彼のファンならば、こういう時こそ静かに信じ、見守ってあげるものだろう。この事件により、ディープインパクトを蔑むような発言をする者を真のファンなら許さないはずだ。そして一層ディープインパクトを応援したいという気持ちで奮起しているはずだ。競馬を知らない人たちやディープインパクトの名前しか知らない人には悪いイメージしか残さないだろう。我々の務めは、そうした誤解を解くために、声を大にしてディープインパクトの正当性を説明してあげることではないのだろうか。少なくとも私はそう思う。


下される処分だが、もしかすると、運良く事が運べば音沙汰無しという可能性も残されている。というのも、“ドーピング”とは故意により行われるものであり、明らかに陣営は禁止薬物ということを知らず投与している。意図的にドーピングが行われていないのなら、「処分無し」で事件は終結するかもしれない。


ディープインパクトが悪夢を拭い去るためには、秋古馬三冠を全勝するしかない…のかもしれない…。
絶望と希望の狭間に揺れる英雄を救えるのは、ファンの暖かい声援と後押ししか無いことを深く認識し、考えてほしい。

もっと恋セヨうみねこ * 05:06 * - * - *

Deep Impact! 〜遥なるあの未来(そら)の向うへ〜‐Deep-prelude‐

[ディープインパクト、旅立ちの時]



英雄ディープインパクトが年内いっぱいでの引退が決定された。シンジケート51億という膨大な金額を踏まえれば、オーナーの気持ちにも察しがつく。武豊騎手も池江調教師も、言葉が見つからないという心境で、我々としても何とも胸の詰まる、寂寥感が肩に覆い被さって来るような心持ちである。

武豊騎手は来年の凱旋門賞でのリベンジを誓っていただけに、さぞかし無念の想いでいっぱいのことだろう…。それはファンも同じ。これだけの馬が世界のGIを一つも奪取することなく引退してゆくことに、悔しさで涙が滲み出てきてしまう…。
日本の想いを一つに束ね、そのすべてを翼に乗せて戦った英雄を…みんなで想いを一つにした凱旋門賞を忘れない。


あの日以来、何か世界を包む空気が全部入れ替わってしまったかの様に感じてしまう…。


いや違う…

ディープインパクトがこの世の光を浴びたその瞬間から、サラブレッドは爛妊ープインパクト種瓩箸修谿奮阿貌麒され、地球は爛妊ープインパクト紀瓩箸いΠ譴弔了代を迎えたのだ。

もうこんな馬にめぐり逢うことは無いだろう。確信をもってそう言える―。


池江調教師が…

目にうっすらと涙を浮かべながら、語った―…

「いや…もうこんな馬には二度とめぐり逢うことはないでしょう。最初で最後だと思います」


…競走馬ディープインパクトに残されたレースは、最大で残り3戦。

我々にできること…

ディープインパクトを静かに見守り、応援しよう!

“感動のレース”…“衝撃の強さ”…“奇跡の三冠”…夢を叶える事の素晴らしさ、生きることの意味を教えてくれた英雄へ…いまを生きるこの瞬間、瞬間へ「ありがとう」を詰め込んで…。

ディープインパクトへ贈る言葉は、引退のその時までとって置きたい。


ただ、これだけは言いたい…

ディープインパクトに巡り逢えたという奇跡を誇りに、懸命に生きて、彼を語り継いでいきたい…。未来の果てまで―…。


日本競馬史上史上究極のレース…JAPAN CUP ∞

傷心の天才と英雄を癒してくれるのは、日本一の栄光を手に入れた府中の直線になるのだろうか…ディープインパクトが東京競馬場で着地検疫を行うことになった。これにより、自厩舎のスタッフで調整でき、さらには天皇賞への出走も可能となる。
ディープインパクトは天皇賞へ参戦するのだろうか?もしここへ出走し、残るジャパンカップと有馬記念もすべて勝つとなれば、ボーナスが出るばかりか秋古馬三冠のタイトル、そして“八冠馬”という空前絶後の栄誉をも手中にできる。ディープインパクトが天皇盾を取りに来る可能性はかなりありそうだ。

現在のところ、参戦が微妙な秋の天皇賞。しかし、ジャパンカップへは間違いなく出陣する。ジャパンカップは日本で行われる最高水準のレースであり、芝2,400という舞台設定もディープインパクトにとって最適。誰しもが、このレースでディープインパクトが見たいと思っていたはずだ。
そして、今年のジャパンカップは日本競馬史上最高レベルのレースとなるだろう。ディープインパクトが出るというだけでも楽しみが尽きないというのに、日本馬で唯一先着したハーツクライとの再戦が待っている。さらにはメイショウサムソンが三冠を取ったあかつきには参戦する可能性も高い。そして、外国馬もプライドやデヴィットジュニアの参戦が噂されている。どうせなら、世界中から現役最強のメンバーが結集してほしい。加えてここに、コスモバルクやスイープトウショウの参戦があれば、尚のこと盛り上がる。
いずれにしろ、今年のジャパンカップは絶対に見逃せない。

もっと恋セヨうみねこ * 06:19 * - * - *

“ピンクドルフィン”の凱旋門賞 〜PegasusとUnicornに〜 ‐Revision‐

【“ピンクドルフィン”の凱旋門賞】
〜PegasusとUnicornに〜



ディープインパクト、凱旋門賞3着。英雄は140%の状態。何もかにもが万全だった。しかし、それでも凱旋門賞のゴールは遠かった。

ディープインパクトが取った戦法は先行だった。直線入り口で先頭に並びかけ、馬なりで推進。ここまでは誰もが理想とした展開だった。しかし…

シロッコが脱落。シックスティーズアイコンとデットーリが必死に追うが、差は広がる一方。
ここからが本当の勝負だった。ハリケーンランが猛然と追い上げ、ディープインパクトもロケットエンジンに点火。そのディープインパクトをきっちりと影のようにマークする一頭の馬がディープインパクトに襲い掛かる―。レイルリンクだった。
ディープインパクトとレイルリンクの一騎打ち…。ディープインパクトをピンク色のイルカが交わし去ろうと最後のスパート。ディープインパクトはついに交わされる…。

ところが、ディープインパクトはここでついに「空飛ぶ走り」を繰り出し差し返す!

だが

やはり3歳との斤量差が最後に響いてしまったのか…レイルリンクはもう一度颯爽と伸び返し、ディープインパクトを交わした所にゴールがあった―。
もう一頭、ディープインパクトを目標に外から鮮烈な伸びを見せる馬が…ルメールのプライドだった。この男、ディープインパクトを負かす魔法を知っているとでもゆうのだろうか?

ディープインパクトをもってしても、凱旋門賞を勝つことは出来なかった。


しかし、有馬記念のようなショックが不思議となかった。
冷静になって考えてほしい…外国産馬でなく、日本で生産され、育成・調教された馬が、初の海外、しかもぶっつけで凱旋門賞で小差の3着!これは日本競馬の歴史を変えたと断言していい。もしこれで勝っていたら、単勝1.1倍で欧州圏外の馬が、ぶっつけで勝つという日本の競馬史だけでなく、世界の競馬史…いや、馬文化の歴史を根底から破壊するような大快挙を達成していたのだ。3着でも、ディープインパクトは歴史を変えたのだ。ヨーロッパ圏外の馬が、凱旋門賞史上初となる1番人気!…しかも単勝1.1倍という空前絶後の大記録!日本人が馬券を買い占めたためとはいえ、偉大な馬でなければファンもわざわざフランスへと出向かない。ディープインパクトだからこそ打ち建てる事ができた素晴らしい記録だ。誇りにしていい。凱旋門賞史上最高の単勝支持率を歴史に残した。


なぜ負けたのか。凱旋門賞=負けてもしょうがないレース…これが凱旋門賞の一つのイメージだと思うのだが、この馬に関しては「勝利」の二文字しか想い浮かばなかった。負けるはずがない…ここまで我々に自信を持たせてくれる、本気で凱旋門賞を圧勝できる!…と心の底から思わせてくれた馬は、ディープインパクトしかいない。

豊騎手が言うには、「本来の走りでなかった」という…。コンディションが最高の状態にあり、馬場もこなしたにも関わらず、なぜ本来の走りでなかったのか。おそらく、やはり“ぶっつけ”が…いや、もうやめよう。今まで口には出さなかったが、『ディープインパクト』は私が知る「日本競馬史上最強最高究極の競走馬」である!
そして私はこうも思った。凱旋門賞とはヨーロッパ圏外国の調教馬にとって「永遠に結ばれる事無く別れた運命の人」のような存在だと。届きそうで届かない想い…しかし、夢を追い求める姿は美しく尊い。


フランスのホースマンがディープインパクトを称賛している。

「スローペースで彼はリズムを狂わされた。ハリケーンランにもシロッコにも勝っている。もう一度挑戦してほしい。そうすれば結果は出る」

「ディープインパクトと日本のファンは、我々に競馬へ懸ける情熱を思い出させてくれた」

ディープインパクトは、違った形になってしまったが、世界にも“衝撃”を与えた―。
そのひた向きに走る走りに、多くの人が魅了され、競馬に詰め込まれた熱いエナジーを感じ取った―…。


余談になるが、ディープインパクトが武豊騎手を背にスタート地点へ向かう際、私にはディープインパクトの背中に翼が生えているのが見えたのだ。また、あの銀色の輝きを放つ頭絡の、鼻の部分からは、「光の角」が生えているのが見えた…。
もっとも、これは私の目にそう映ったというだけであるが、本当に不思議な魅力を持った馬である。
ペガサスとユニコーンのように…。

“If you can dream it,
you can do it!”

夢はいつか叶う…
夢見続けることができるなら―…!
ディープインパクト…

ありがとう!

もっと恋セヨうみねこ * 06:57 * - * - *

Deep Impact! 〜“∽の翼”、“∽の大宇宙(そら)”を翔け、“∽の未来(せかい)へ―…!〜 ‐最終章‐

[ディープインパクトvs凱旋門賞・徹底展望]


☆ディープインパクト究極最高の状態に!☆
〜調教過程から読み解く〜



池江調教師のコメントを見る限り、ディープインパクトはどうやら史上最高の状態に仕上がったようだ。
ハーツクライがキングジョージで敗れた際、ルメール騎手は次のように語っている。
「ハリケーンランに勝つには、120%の状態でなければ勝てない」
池江敏行調教助手はこの話を耳にして、140%に仕上げることを決意したという。

ディープインパクトのロンシャンでのスクーリング映像を見たが、この時点では85%、神戸新聞杯を勝った時くらいの状態だったろうと私は分析する。このスクーリングによりディープインパクトのコンディションは一気に上昇。1週前追い切りの直前の調教を見ると、スクーリング後にガラッと動きが変わった。これで100%に仕上がったと推察される。スクーリングのタイムのラスト1Fは、軽く追っ付けただけで12.0。鋭い。さらに1週前追い切りが破格の動きだったようだ。6F約77.0、3F約36.0、2F約11.0…。普段から力がいる状態の重い馬場で、見せ鞭と軽い追いだけでこの内容は破格である。池江敏之調教助手の談話では、ここで120%の状態に仕上がった模様(おそらくダービーや菊花賞の時の状態)。そして、最終追い切りはピカレスクコートとリードホースの2頭を前に置き、6Fからスタート。馬なりのまま瞬時に前をかわし去ったという。これで140%の状態に仕上がったのだろう。もう元気一杯でレースがしたくてたまらないのだという。去年の札幌合宿より順調で、抑えることもしっかりできるようだ。
史上究極最高の状態に仕上げられたディープインパクトがどんな走りを見せてくれるのか、楽しみでならない。
余談にはなるが、今年になてから調教でまったく動かなくなったディープインパクトだが、フランスの調教では断然動きが違った。もしかしたら、ディープインパクトは今年、凱旋門賞へ向け、自ら体を作ってきたのではなかろうか。そう思えてきてしまう、不思議な馬である。


◆ディープインパクトの不安点◆

(1)スタート
これは皐月賞〜宝塚記念における国内GIでも警鐘を鳴らし続けてきたことなのだが、ディープインパクトが不安を抱えているのはスタートである。出遅れならまだしも、もし万一、落馬などということになろうものなら、本当に悔いが残ってしまう。武騎手はこれまで最大限の警戒を払ってスタートをこなしてきた。武騎手なら大丈夫と信じているが、今回ばかりは本人も「不安はジョッキー」と言っているだけに(?)一株の不安が残る。

(2)馬場適性
ディープインパクトはフランス、ロンシャンの馬場をこなせるのだろうか。日本より深い芝、脚へまとわりついてくる芝…常に力のいる馬場状態…。ディープインパクトにとっては初挑戦となるものばかりである。日本で体験してきた初ものとは次元が違う。エルコンドルパサーがフランスの馬場をこなしたのは母方にサドラーズウェルズの血が入っていたのが、大きく寄与していたと思われる。ディープインパクトはどうだろう?武騎手は「ロンシャンの芝も気にすることなく走ってくれた」と述べてはいるが、本番ではわからない。ディープインパクトを信じよう。

(3)斤量
ディープインパクトが背負う斤量は59.5kg。ディープインパクトの小さな馬体で60kg近い斤量は不安なしとは断言しにくい。どうやらこれもディープインパクトの力を信じるしかなさそうだ。

(4)レース間隔
今回最大の不安要素がこれ。凱旋門賞で3ケ月以上の間隔を置いて勝った馬は、タンティエームとシーバードの2例のみ。フランスの競馬関係者もステップレースを使わなかった事に関し、不可思議に感じているようで、「唯一の不安は休み明け」と現地のホースマンたちもその多くが危惧している。
これに関しては、ディープインパクトを一番よく知る陣営の取った最善の手段と考え、信じるしかない。
ディープインパクトはフォア賞の開催された直後、ロンシャン競馬場でスクーリングを行っている。これはただの調教ではなく、パドックを周回するところから始まるという、本番を想定した言わば予行演習。これをディープインパクトがレースと勘違いしているという話もあるし、「これは軽いレース」と池江敏行調教助手も述べている。賢いディープインパクトだが、こればかりはレースと勘違いしていて頂きたいものだ。


∽ディープインパクトの可能性∽

ここまで挙げてきたのは不安点。ここからはディープインパクトを支え、後押しとなってくれるデータを紹介しよう。


☆彡1 血統
ディープインパクトの血統がヨーロッパに適合しないものだという人がいる。父サンデーサイレンスはヨーロッパで絶大と言えるような結果は確かに出ていない。しかし待ってほしい。サンデーサイレンス産駒のデビューが皆無に等しい欧州でそれを望むのは、いくらスーパーサイアーといえど無理な話で、最強クラスのサンデー産駒もヨーロッパ圏に遠征していないのだから、一概に「サンデーサイレンスは欧州で通用しない」とは言えないだろう。もしフジキセキが、ダンスインザダークが、サイレンススズカが、スペシャルウィークが、そしてアグネスタキオンが遠征していたら、結果を出していた可能性は高い。
たとえサンデーの血がヨーロッパに合わなくとも、ディープインパクトの母系がその後押しとなってくれる筈だ。ディープインパクトの母系は代々イギリス王室が育んできたもので、バステッド、ヴィミー、クイーズフザーと重厚な血が重ねられており、ヨーロッパの大レースでその血は必ずやプラスと出るはずだ。


☆彡2 小さな馬体

競馬史上、サラブレッドの遺伝子に歴史的革命を与えてきた馬は、不思議なことに共通してみんな小さかった。

《類例》
・ノーザンダンサー
・リボー
・ミルリーフ


上記3頭は、初となる海外遠征先の大レースで歴史的快挙をあげているのである。ノーザンダンサーならケンタッキーダービー・プリークネスS、リボーならば凱旋門賞連覇。そしてミルリーフにしても凱旋門賞を圧勝している。
そして、彼らの馬体重はディープインパクトとほぼ同サイズだったことも付け加えておく。

☆彡3 “神の深翼”
この能力は以前コラムで述べたもの。ディープインパクトはどんな馬場状態であろうと、どのような環境・天候であろうとも、順応し最速の脚を使うことができる、という反則的な特殊能力を持っている。それはロンシャン競馬場でも通用するはず…いや、通用してほしい。


☆彡4 DEEP'S SPEED

ディープインパクト最大の長所、それは「速さ」だと、武豊騎手は語る。これは柏木集保氏なども述べているのだが、ディープインパクトの最大の武器は無限のスタミナではなく、スピード能力にあるのだという。ディープインパクトの最高時速は60kmを悠に超え、70kmに近いスピードを爆発的に繰り出せる。このスピードはとんでもないもので、水中でのサメの最高時速よりも遥かに速い。
そして、この究極のスピードを持続させることができるのが無限のスタミナである。つまり、ディープインパクトは生粋のステイヤーでありながら、超一流スプリンターのスピードを長距離でも発揮できる馬なのである。


☆彡5 空飛ぶ走り
これについての詳細は『∽の大宇宙(そら)』を御覧頂きたい。ディープインパクトの“空飛ぶ走り”というものは、物理学的見地から見ても、生物学的見地から見ても、究極限界の走りなのである。この走りを超えることのできる馬が地球上に存在することは考えられない。


☆彡6 驚異の身体能力
ディープインパクトの心肺機能は恐ろしい程スバ抜けている。VHRmaxの数値が他馬と比較にならないこと、身体の異様なまでの柔軟性、全力疾走時の体の使い方など、ディープインパクトは理想のサラブレッドのすべてを満たした究極の馬なのである。

☆彡7 魔法の蹄鉄
西内荘装蹄師がフランス・ギャロに許可を得てディープインパクトへ装備させた新・蹄鉄。フランスの馬場に、実にフィットしているのだという。頼もしい限りである。


「ディープインパクトで駄目だったらみんながっかりしてしまうでしょう」
…武騎手はそう語った。
これは日本だけに言えることではない。これほどまでの馬が行って勝てなければ、UAEを除くすべてのヨーロッパ圏外国に凱旋門賞制覇は不可能という最後通告を突き付けることにも成りかねない。今年の凱旋門賞は、欧州圏外のすべて国の未来の“夢”(凱旋門賞制覇)を懸けた一戦でもある―。

もっと恋セヨうみねこ * 15:19 * - * - *

Deep Impact! 〜“∽の翼”、“∽の大宇宙(そら)”を翔け、“∽の未来(せかい)”へ…―!〜#2

[ディープインパクト、歴史の壁に挑む!]



運命の日、頂上決戦の凱旋門賞まで2週間とちょっとを切った。テレビではCMが流れ、放送行程も決定。秒読み段階に入った世界大戦はいやがおうにも盛り上がる。
現在、決戦の地パリは連日の雨。パリの長雨はいつまで続くのだろう。世紀の一戦だけに、サンサンと晴れ渡った空の下の良馬場で走らせてやりたいものである。ディープインパクトの調教も本格化してきたようで、武豊が渡仏。ディープインパクトの背中にまたがり、好内容のタイムを出して、満足のいく調整が進められていそうだ。

順風満帆に見えるディープインパクトだが、今回最大の強敵はハリケーンランでもシロッコでも未知の3歳馬でもなく…自分自身でもない。私は「歴史が築き上げてきた壁」、これこそが真の強敵だと感じている。昨年、2005年の凱旋門賞までに出走した国別勝利&出走頭数は以下のようになっている。


国名 勝利数 合計出走頭数

フランス…61勝 1,041頭
イギリス…8勝 202頭
イタリア…6勝 43頭
アイルランド…5勝 67頭
アラブ首長国連邦…3勝 12頭
ドイツ…1勝 28頭
アメリカ合衆国…0勝10頭
ロシア…0勝6頭
日本…0勝 5頭
ノルウェー…0勝 2頭
アルゼンチン…0勝 2頭
ベルギー…0勝 2頭
オーストラリア…0勝 1頭ニュージーランド…0勝 1頭
スペイン…0勝 1頭
スウェーデン…0勝 1頭
デンマーク…0勝 1頭
チリ…0勝 1頭
ブラジル…0勝 1頭


これを見れば一目瞭然なのだが、凱旋門賞は地元フランス馬が圧倒的に有利なのである。しかもヨーロッパ圏以外の馬は1勝も上げることが出来ていない。1977年のニュージーランドから遠征したバルメリノと1999年に日本から遠征したエルコンドルパサーの2頭が2着入線し、連対を果たしたのが、欧州圏外国の最高成績なのである。この2頭に共通していたのは、長期間に渡ってヨーロッパに滞在し、調教を行っていたという点。この点で一ヵ月以上も前に渡仏したディープインパクトは、連対できる条件をクリアーできたと言えよう。ヨーロッパのホースマンたちには、自分達の国が競馬先進国であるということと、遥かなる遠い時代から築き上げてきた絶対的な馬への気高い誇りがある。つまり、ヨーロッパ圏以外の国にダービーやキングジョージ、まして最高の栄誉とまで讃えられる凱旋門賞を勝たせる訳には絶対にいかないのだ。もし勝たれるようなことになれば、それは自らの存在意義を根底から揺さぶりかねない、大変な事態となる。
ディープインパクトはこの分厚過ぎる大きな壁をも打ち破ることができるのだろうか…?


[出揃った凱旋門賞出走馬]

ヨーロッパ各地で行われた凱旋門賞のステップレースがすべて終了。いよいよ今年の凱旋門賞の“顔”が見えてきた。
最大の注目レースとなったのはフォア賞。そう、ハリケーンランとシロッコ、そしてハリケーンランを破った豪牝プライドが出走してきたレースである。熾烈な叩き合いを制したのはシロッコだった。これで昨年のBCターフから4連勝。凱旋門賞へ向け、勢いを上乗せした感じだ。ハリケーンランはやはり怖い。明らかに、「ここはステップだから〜」といった雰囲気が見え見えで、凱旋門賞ではキングジョージ同様に死力を振り絞った全開パワーを見せ付けてきそう。

他のステップに目を向けてみると、1頭怖い3歳馬が現れた。ニエユ賞を制したレイルリンクである。ここまで5戦3勝。GI勝利はパリ大賞のみだが、ハリケーンラン、シロッコと同廐のこれまたA.ファーブル厩舎出身。本番で最大のダークホースになりそうだ。
また、英愛オークス馬のアレクサンドローヴァがヨークシャーオークスを圧勝。9年前のラムルマ以来の三大オークス制覇を成し遂げ、充実ぶりをアピールしている。
前回のライバル候補につづき、今回も新たなライバル候補を挙げておこう。


■レイルリンク(牡3、フランス)
6戦4勝。パリ大賞勝ち馬で前哨戦ニエユ賞を制す。

■マンデシャ(牝3、フランス)
6戦4勝。アスタルテ賞、ヴェルメイユ賞馬。

■シックティーズアイコン(牡3、イギリス)
6戦3勝。英セントレジャー馬。デットーリの騎乗が予想される。


愛ダービー馬ディラントーマスは、愛チャンピオンSを制すもBCクラシックへ向かうことになり回避濃厚。また残念なことに、エレクトロキューショニストが心不全で死亡(御冥福をお祈り致します)。世紀の大舞台に欠席者が出てしまうのは残念な限りだが、こればかりは仕方ない。

運命の日へ向け、時が刻まれる…。ディープインパクトがロンシャンの空を翔る10月1日、競馬の歴史が動く―。

もっと恋セヨうみねこ * 08:09 * - * - *

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