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レーガルライト   ―Legal light―         

 レーガルライト

 〜斜陽する“伝説”〜

ジャマイカ史上最強馬



父エレメント
母ポルティア
母父ベイバー

生年:1974年
性別:セン馬
毛色:栗毛
国籍:ジャマイカ
生涯成績:53戦27勝

狹狙皚瓩箸い称号は与えられた者へ絶対神的レゾンデトゥルを永遠不偏のものとさせる魔法のような“理力”を佩びている。そして時の流れとともに万民兆民の殷賑で語り紡がれ、唱歌され続ける英雄へと天翔してゆくのである。

そんな偉大な玉座へ辿り着こうと星の数の挑戦者が流転を繰り返し、やがては風化してゆく…ほんの一握り、天賦の才を内在させ、血が滲むほどの努力に努力を重ねた者の中で、さらに神に見初められた幸運の持ち主のみがその領域へ踏破することを許諾されえるのだ。

爛譽献Д鵐瀬蝓辞瓠氾狙發鯆屬蠅啓圈鼻弔隼松Г気譴詛呂いる。一頭がフィリピン競馬の巨神獣フェアアンドスクェア…そしてもう一頭がジャマイカのレーガルライトである。

  
[ジャマイカの伝説と言えば、やはり人類最速のこの男。U.ボルトだろう。2009年夏に自身が記録した100m9.58と200m19.19の歴史的世界レコードを塗り替えるのは彼自身しかいないだろう]

レーガルライトは1974年にジャマイカの海風に巻かれ生を受けた。
1970年代と言うと、世界的に名馬が多く出現した豊年期にあり、ヨーロッパではニジンスキーやミルリーフ、ダーリア、アレフランス、米国ではセクレタリアトが出現し、日本でもTTGらの歴史的三強が登場し、ハイセイコーというピープルヒーローも誕生した。南米でもペルー史上最強馬サントリンが舞臨。そんな潮流に乗じ、カリブ海のこの島にも新たなるヒーローが降誕したと言うわけだ。
ヤンチャな気性で、獅子のように惨慄なままに猛るまでに荒くなると、恐惧を覚えた関係者は止む無くレーガルライトへと去勢を実行。すると、月下の水面のように落ち着き、競走馬としての理を漸漬、理解していった。
                                         
この馬、とてつもなく峻烈極まりない地の果てまでも突き抜けてゆく力を持っていた。一番最初の写真はジャマイカ最大のレース、レッドストライプスーパーS(ダ2,000m)の直線でのパフォーマンスなのだが(レーガルライトは左から2番目・メンコを装着した馬である)、必死に追撃を試みる2番手の馬(ブリンカーの馬)は全力で追われ、死に物狂いにもかかわらず、どうだろう。なんとレーガルライトは馬なりで涼しい顔をしている。騎手も持ったままで余裕綽々。国内最大のレースでこのパフォーマンスである。あまりの楽勝に奇勝とも言える。

   

まるで麒麟や一角聖獣のような窈窕燦烈なるオーラを迸らせ、レーガルライトはクラシックロードを勇往邁進。ジャマイカ2000ギニーは惜しくも敗れるが、レッドストライプ・ジャマイカダービー(ダ2,400m)を思いのまま浮動しブッチ切ると、ジャマイカセントレジャー(ダ2,000m)も大勝。
古馬になってからはさらに途方もなく逞しく成長し、レッドストライプスーパーSを2回、プライムミニスターCを3回、さらにはエクリプスS、レオデリッサーメムC2回と、ジャマイカのビッグレースをすべて勝ちに勝ちまくった。1978年、そして翌1979年と2年連続年度代表馬に選出され、8連勝も記録と、まさしくLegendary瓩別焦呂任△辰拭

           
[多種多様なレースが存在する中、問答無用・天地鳴動の絶対的パワーとスピードをジャマイカ競馬史へと刻印していったレーガルライト。その強さは時空をループして語られていくだろう]


都市の景観を愛でる様に風が吹く――…・・・“伝説”という一陣の記憶の衣繍を翻し、ダークラグーンへと漸進してゆく光の使者。彼の名はレーガルライト。ジャマイカ競馬史に斜陽する残照はいまだ煌々と燈り続けている―――。

   

奇跡の名馬 (中米・カリブ海の名馬) * 05:00 * - * - *

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