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コンダード ―Condado― °・。爽碧なる翼音の貝殻。°。・.●古の珊瑚礁にたゆたいし十二海神騎●。・.


 【

Dear my Friend,
碧い眼の黄金巨神


 プエルトリコ
伝説の幻王神駒
 

父 ガドスティック
母 プルププ
母父 アリュメェル

生年:1934年
性別:牡
毛色:栗毛
調教国:米領プエル・ト・リコ島

主な勝鞍:クラシコ・プエルトリコ、コパ・ナヴィダット(2回)、クラシコ・ホセ・E・ベネディクト、コパ・ゴベルナドル、クラシコほか

プエルトリコには偉大な名馬たちが数多く闊歩していたことは、当サイトや『奇跡の名馬』をご愛読頂いている方にとっては既知のことであるが、今回もまたプエルトリコの名馬を紹介したい。
今回はあえて生涯成績を伏せている。それはこの後、本文をじっくりと吟味し、その驚愕の真実を瞼へと収めて頂きたいが為である。
コンダードの戦績発表の前に、ありとあらゆる書肆、書庫、書牘(しょとく)、書篋(しょきょう)、文献を照査・尋繹することで巡逢叶った絶界烈空、空前絶後の狂震的成績を残した名駿たちを列挙しておこう。

世界に散在する、信じ難き神駒たちの蹄跡を…ここに綴ろう――。


驚愕
成績を上げた

名馬
たち




324197
[197-86-31-6-1-3]
コリスバール



253160
[160-55-15-23]
ヨウコノ


父 リトルナップ
母 シーセイント
母父 セントジェームス

生年:1936年
性別:牡
毛色:栗毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・コメルシオ、コパ・ゴベルナドール(2回)、クラシコ・プエルトリコ、コパ・ナヴィダッド(2回)、コパ・ジョージワシントン、コパ・ホセ・セルソ・バルボサ


138119
[119-11-4-4]
コフレス


父 クノッビー
母 カラミア
母父 ウォーフェイム

生年:1932年
性別:牡
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:プエルトリコフューチュリティ、コパ・ゴベルナドール、クラシコ・プリマヴェーラ、クラシコ・プエルトリコ、コパ・ナヴィダッド(連覇)、クラシコ・アボリシオン・デ・ラ・エスクラヴィタッド、コパ・プレジデンテ・デル・セナード(連覇)


競走馬生途中からの…
史上最多連勝記録

49連勝を記録した
プエルトリコ伝説の名馬。


191132
リノックスバル


1年間で56戦46勝。
サラブレッド年間最多勝世界記録。



多勝参考記録

1949年、メイクビリーヴという繋駕速歩馬(トロッター)が53勝を記録したと伝えられている。

1956年、
ヴィクトリーハイ65勝という歴史的スーパーレコードを記録。この馬はペーサーだったが、全馬種を含めた最高記録はこの馬の勝利数ということになる。


※以下の画像をクリックすると世界記録集へジャンプできます!
 

信じられない世界の超絶記録集へどうぞ…



6838
[38-25-4-1-0-0]
グラボ


父 グッドシティズン
母 チックミント
母父 チックル

生年:1940年
性別:牡
毛色:黒鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・エデュアルド・コーティニョ・インシュア(三連覇)、クラシコ・プエルトリコ(連覇)、クラシコ・コミッション・ヒピカ・インシュラー(連覇)、ジーザス・T.ピニェーロ、ディア・デ・ラ・ラサ、プリマヴェーラ


60戦以上消化しながら、生涯連対率92.6%を記録。
ビッグレースを使い続け、なおかつ結果を出し続け、その上4着が1度きりあるだけという驚異的安定感を見せた。


5843
[43-8-3-2-2-0]
カデネタ


父 ルカドール
母 ハットメーカー
母父 タイムメーカー

生年:1955年
性別:牝
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・ルイス・ムニョス・リヴェーラ、クラシコ・コンスティチューション、クラシコ・ラ・オルキデア、クラシコ・ディア・デ・ラス・マドレス、クラシコ・エウゲニオ・マリア・ホストス、クラシコ・ディア・デ・ポンス

ダート1,100m1:06.3の驚異的(当時のものとしては)レコードをマーク。
牝馬で50戦以上消化しながら、生涯一度たりとも掲示板を外す事はなかった。

しかし…それ以上のカリスマ女帝がいた。

12946
[46-28-16-39]

 【 ラ ・ フェ


父 プライメイト
母 バンナーベアラー
母父 クワトルブラス

生年:1957年
性別:牝
毛色:栗毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・コンステチューション、クラシコ・サンチアゴIパンティン、クラシコ・レジメント・65・デ・インファンテリア、クラシコ・ディア・デ・ラ・ラサ、クラシコ・パブロ・カサルス、クラシコ・ディア・デル・ヴァテラノ、クラシコ・エウゲニオ・マリア・ホストス、コパ・ホセ・セルソ・バルボサ


“プエル・ト・リコ競馬

史上最強女帝”
…と謳われる名牝。

▲〔楽々と大差勝ちするラ・フェ〕


ラ・フェ…“La Fe”とは、「信仰」の意味。
彼女を崇愛するファンは至福の時間を共有できたことだろう。容姿・レース戦法はダイワスカーレットそっくりだったが、取り巻く雰囲気はウオッカの方が似ていたかもしれない。



159137

ガルゴジュニア

39連勝馬。

12281
[81-29-3-9]
ココリソ



父 コリト
母 アピアレンス
母父 スウィープ

生年:1940年
性別:牡
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:クラシコ・コミッション・ヒピカ・インシュラー(3回)、コパ・4・デ・ジュリオ、クラシコ・ホセ・デ・ディエゴ、コパ・ナヴィダッド、トロフェオ・デ・ラ・ヴィクトリア


↑の父もすごい…
4437

[37-5-1-1]
コ リ ト


コリトの娘、最高傑作。
3726
[81-29-3-9]
カンシオネラ


父 コリト
母 コプレラ
母父 ロイヤルミンストレル

生年:1943年
性別:牝
毛色:鹿毛
調教国:プエルトリコ
主な勝ち鞍:ルイス・ムニョス・リヴェーラ、コパ・ゴベルナドールほか

プエルトリコの牝馬として最多23連勝を記録。


リボーの孫、Inプエルトリコ最高傑作。
8645

[45-18-11-6-1ー5]
リボッツヴェルセット


1975年生まれの、この馬の持ちタイムはプエルトリコ競馬の常識を転覆させるほどの衝撃度であった。

【ダ1,100m】
⇒1:05.1
1979年8月7日記録。

【ダ1,400m】
⇒1:22.3
1981年9月13日記録。

【ダ1,700m】
⇒1:42.4
1981年5月29日記録。

【ダ1,800m】
⇒1:50.2
1981年6月23日記録。

▲〔大差勝ちするリボッツヴェルセット。〕

214100
[100-44-23ー23-7-17]
テ ィ テ



12070
フィッシャーマン

7773

カマレロ
 

プエルトリコ三冠、無敗56連勝馬。

25429
ネヴァド

プエルトリコの離島、ヴェスケス島で育ったパールバックスキン馬(白毛)。

父ガルゴ。母キュビレット。父はマンノウォーの血を継承する系統。

ネヴァードの母、キュビレットの血統は不詳。それでも競走馬として登録されたことに、昔日の憐愍を感じてしまう。

1929年生まれ。生涯254戦29勝。1931年から1938年まで競走生活を続けた。

純白の光沢ある毛色と緑色の眼を持っていたという。全世界白毛世界最多勝馬。
オーナーはアントニオ・キャティンチ氏。
ネヴァドはプエルトリコの様々な競馬場で競走していたが、一番のベストコースは

キンタナ競馬場だったという。
ネヴァードは引退した1939年の暮れ、崩御。

常軌を逸したレースへの連戦と酷使がその遠因となっているのかどうか、

その因果関係に関しては不明である。


近代の
プエルトリコ三冠馬

ヴェルヴェキャンディB


さらに、これらに加え、各大陸の最多勝馬も記しておく。

各大陸エリア
史上最多勝馬

※繋駕速歩・ばんえい除く。
これが完全版。『ヒアーザドラムス』の項にしるしたものは誤り含む。



アメリカ大陸

キングストン
138戦89

欧州大陸

カテリーナ
171戦75
大英帝国の誇る歴史的最強女帝。

オセアニア
アングロアラブ

ジョロックス
95戦65
※確認できるもののみ。
年度代表馬8回
18歳で2勝
一年間に31戦30勝2着1回


サラブレッド

グローミング
67戦57


南米大陸

フロルデロート
72戦54


日 本

キノピヨ
96戦62


南アフリカ大陸

ヒアーザドラムス
59戦33


ご覧頂けたただろうか。
これらの名馬は各大陸で最多勝を誇った名馬、年間最多勝記録をマークした馬、そして150戦以上の驚嘆に値する歴史的蹄跡を残した名馬中の名馬たちなのである。
しかし、コンダードの戦績を目にすれば、それらは心の彼方へと消失霧散することだろう…
それでは、コンダードの生涯成績を記そう。



生涯成績

213
152

[152-41-9-3-7ー1]


▲〔記録的大差で後続を引き離し圧勝。当時を共生したコリスバール、リノックスバルらのさらに上をいく“ミステリアスモンスター”。スタートで立ち遅れる癖が無敗記録に瑕疵をもたらすことになるが…ほとんど出遅れても最後は引き離してのウォークオーバーでゴールインだった。プエルトリコ真・史上最強馬はこの馬だろう。敗戦はそのほとんどが出遅れや馬具の不備などの不利を被ってのものだった〕
 


213戦も出走し、掲示板入着率驚異の99.5%
複勝率90.6%!!連対率70.4%!!!

これらは全て160戦以上消化した馬の
世界記録(World Record)
になるんです!!  

 

 





もはや言葉にもならない…
150戦以上消化した馬の中では最高の連対率を誇る。
永遠なる記録を残した稀覯の名馬コンダード…彼の詳細にルーペを向けてみよう。


プエルト・リコ島の首都サン・ファンの界隈、コンダドは澎湃と波が轟動する、大西洋の海原を臨むリゾート地。ホテルやコンドミニウムが多く立ち並び、観光客や若者たちの声がにぎやかに響き合う。

 
▲〔コンダドのビーチとリゾートホテル〕

本馬コンダードの名前の由来はこの街にあると思われ、隘路の先に至るまで、パノラミックな眺望が広がる都市(まち)のように、茫洋たる競走生活を展開してゆく。
紺碧の瞳で他馬を睥睨し、震該させる程の威光を全身から解き放つ黄金の馬体。
小兵ながらも、豪胆なるままに競馬場で躍動。



烈炎のごときに猛るコンダードは、自在の脚質を仙術や宝貝を手繰る神僊(しんせん)そのままだった。黄昏に染まる巨神が繰り出す轟脚に、どんな名馬も平伏すしかなく、プエルトリコの大レースを次から次へと鯨飲。


▲〔コンダードが日々歩んだ調教場への長閑な道。この道を行き来しながら、伝説は神話へと昇華してゆくのだった〕

日進月歩、勝鬨の咆哮を上げる青い目の黄金獣は、44連勝という絶大なる記録に逢着。この記録を凌ぐ連勝記録は、上述している49連勝のコフレスの記録しか、存在していない。


▲〔農作業を終え、コンダード出陣のレースへと馳せ参じるべく、農作物を積んだまま向かおうという勇ましい(?)島民〕

一シーズンのみで38勝を挙げるという、途轍もない暴君振りを全盛時に見せていたことも心に留めておいて頂きたい。この記録を超えるのは、サラブレッドでは46勝と40勝、という2つのみ。
これらの記録だけでも、いかにとんでもない競走馬であったかが覗いしれよう。



コンダードの口取り写真、その背景には凱旋を祝福する人々が金色の巨神へと祈望の眼差しを向けている。
その中の一人…嫣然と佇む白いワンピースの少女は、寄り添う父へささやくように言葉をかける…



「あの金色に輝くお馬さんは…お父さんの馬?」

父は満面の笑顔、小麦色の肌と対照的な白い歯を見せ言い放った――


「あぁ、そうだ。一番強くて速いお馬さんだよ。お前のために勝ち続ける。最強の名馬さ!」

コンダードの馬主、ホセ・コル・ヴィダル氏の言葉である――。



▲〔ホセ・コル・ヴィダル氏、カマレロに続く2頭目の三冠馬(23連勝を記録)で生涯成績64戦56勝。プエルトリコ史上最強の一頭に数えられしカルディオロゴの口取り式。愛娘の手を握り、引き締める表情はすでに次戦を案じてのものか。カメラ目線でニッコリと微笑む少女が愛くるしさを滲ませる、陣営の雰囲気が不思議と伝わる一枚である〕







それから数十年の時がたった――



世界を歪めた大戦が終わり、人は皆、過去の名馬など、記憶の片隅にも留めていない…



…どこか空虚な平和の空。






大人になった彼女はコンダードの墓標に語りかける…
「Dear my Friend,Thank you Condado…」


透き通った碧い海のどこまでも、その言葉は響いていった――
果ての波打ち際に転がる貝殻は、その琴音に耳を欹て、誰かに昔話をささやく日を夢見つづけている―――…・・・・・・







  コンダードの
関係者一同



主戦騎手
ギレーモ・エスコバール

調教師
インクス・ラモン・リオベットJr.

馬主
ホセ・コル・ヴィダル

生産者
テオドロ・ヴィエラ・ソラ



「ありがとう、走り続ける君に――…・・・」

 

 

 

    たゆたいし
 
十二

   

プエルトリコ島へと、ほぼ同年代に降誕した、あまりにも目映いばかりの伝説的競走成績を残した12頭を讃え、“珊瑚礁の十二海神騎”と称したいと思います。



324197
[197-86-31-6-1-3]
コリスバール
(1935年生)
世界最多勝記録


Breeder: J. Castrillon


253160
[160-55-15-23]
ヨウコノ

(1936年生)
勝ち鞍世界No.2の王者

Owner: José Figueroa Matos
Breeder: Antonio R. Matos

 

 


138119
[119-11-4-4]
コフレス
(1932年生)


競走馬生途中からの…
史上最多連勝記録

49連勝
 Owner: robert Denton, Pedro J. Gonzalez & Jose Coll Vidal
Breeder
: Antonio R. Matos & Eduardo R. Gonzalez




191132
[132-32-11-16]
リノックスバル
(1935年生)


1年間で56戦46勝。
サラブレッド年間最多勝世界記録。

 

 

 

 Breeder: A.C. Compton

 


159137
[137-17-1-4]

ガルゴジュニア
(1928年生)

39連勝馬。
Owner: Ramon Garcia
Breeder: Miguel Simmons


6838
[38-25-4-1-0-0]
グラボ
(1940年生)
68戦して5着以下一度も無し!
      脅威の連対率92.6%


Owner: Rafael Padilla
 Breeder: Antonio R. Matos


5843
[43-8-3-2-2-0]
カデネタ

(1955年生)
5
8戦して着外一度も無し!
      掲示板率100%の豪牝


Owner: José Coll Vidal
Breeder
: Luis Rechani Agrait


3726
[81-29-3-9]
カンシオネラ

プエルトリコ牝馬としては
  最多となる23連勝を記録



12946
[46-28-16-39]
 【 ラ ・ フェ
(1955年生)
プエルトリコ史上最強牝馬

 

      Owner: Arturo López Rossy
    Breeder: Arturo López Rossy


7773
カマレロ
 

プエルトリコ三冠
無敗56連勝
(1953年生)


Owner: José Coll Vidal
Breeder
: Luis Rechani Agrait



そして…

213152
[152-41-9-3-7-1]
コンダード

最強中最強馬
(1934年生)


Owner: José Coll Vidal
Breeder
: Teodoro Viera Sosa



カマレロ、カデネタ、コフレス、カンシオネラ、そしてコンダード…これら5頭はホセ・コル・ヴィダル氏の持ち馬なんです。
プエルトリコ史上最も幸運なオーナーと言っていいでしょう。ちなみにコフレスだけは、ロバート・デントン氏、ペドロ.J.ゴンザレス氏との共同所有でした。

そしてもう一頭…
プエル・ト・リコ島の幻の神駒がこの馬です――

ペルラ・フィナ

父 ???
母 ???
母父 ???

生年:1899年
性別:牝
毛色:河原毛
調教国:米領プエル・ト・リコ

この馬は、サラブレッドではない。
ただ一頭、プエルトリコの競馬殿堂にサラブレッド以外の馬種で聖櫃に住まうことを許された、特別中の特別な存在。銀色に光輝を放つ鬣(たてがみ)と長き尾を棚引かせ、競馬場を風となって疾駆した。
サラブレッドを圧倒したという信じがたい神威的ポテンシャル。
この馬の属する種は、“クリオージョ”種。
世界の競馬殿堂でも、サラブレッドと共に選出されている同種はこのペルラ・フィナだけである。

クリオージョとは?≫

南米原産、乗用。アンダルシアン、アラブ、バルブのまじった馬で、アルゼンチンではガウチョの乗る馬として知られる。頑強であり、極限状態で生きることができるという特徴をもつ。アンダルシアン、アラブ、バルブのまじった馬からつくられた。サラブレッドと交配することで優秀なポロ・ポニーが生産される。毛色は河原毛で背に鰻線、肢に縞模様が認められることもある。



プエルトリコ伝説のホースマン

 ホセ・コル・ヴィダル

 
1892年8月17日生まれ。
馬主としてデビューしたのが1931年。
同年1月に初勝利。
以降、通産勝利数4,252
クラシック勝利数なんと177
カマレロ、カルディオロゴ、2頭の三冠馬のオーナーとなる。
クラシック三冠馬を個人馬主が2頭も輩出するのは世界でもかなり稀な例。
個人馬主としてのクラシック勝利数は世界記録か?

  
▲〔ホセ・コル・ヴィダル氏の勝負服〕

奇跡の名馬 (中米・カリブ海の名馬) * 18:21 * comments(0) * - *

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