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羽後町の『石馬っこ』祭典


  羽後町『石馬っこ』祭典

  
秋田県、羽後町は西馬音内の掘回地区にある、「御嶽神社」で行われる一風変わった祭典。
毎年6月、米俵の御神輿(えびす俵と言うらしい)を大人が担ぎ、子供が引っ張るという形で地区の家々を巡り、その後、「御嶽神社」を目指し、険しい山道を登っていく。
俵には10kg近い「ぬか」が入っている。その昔は米が入った俵を使っていたという。

   
▲〔えびす俵。オカメの面が付けられている。馬とオカメは関わりが深いことは何度か記しているが、ここでも何らかの意味合いがあるのだろうか。〕

社殿に到着すると神主からお祓いを受け、いよいよ御神輿は奉納されるのだが、この時、社屋に待ち構えていた人たちが神輿を押し戻す…という奇怪な行動がとられる。激しい押し問答の後、神輿俵が収められると、山を下りる訳だが、帰りは鳥居をくぐらず、別の道から降りる。これは鳥居をくぐることで、神様から与えられた力が落ちてしまうからだと信じられている。

  
▲〔羽後町は「萌え」を取り入れ、町おこしを行っていることで、メディアにも大きく取り上げられたことがある。上のイラストは「あきたこまち」のパッケージイラスト〕

御嶽神社の近くには駒形神社もあり、たくさんの馬像が綺麗に並べられ、鎮座している。
古き良き時代、馬と人とが共生していた時代は米俵を運ぶのは馬だった。しかし、時代は移り変わり、馬が姿を消してゆくと、いつしか米俵は人が担いで運搬を行っていた。
この祭典はそんな時代を懸命に生き、人々に尽くしてくれた馬たちを忘れrぬよう行われているのかもしれない。

  

さて、この神社がある山の麓には、「石馬っこ」と呼ばれる石の馬像が置かれている。
過ぎ去りし昔日の、人と馬との縁を伝える馬像なのだが、不思議な言い伝えが口伝されている。
この馬像の下を子供がくぐると、麻疹が軽度で済むのだという。

馬と共に暮らした遙かなる日々。
どこか切なく儚い記憶を、大切に生きていきたい…
そんな心模様を映す営みが、ここ羽後町にはあった。

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