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ウォルフ

〜闇からの慟哭 ―月への叫び〜

 

父 ドミニュー
母 ルナフリア
母父 リゲル

生年:1987年
性別:牡
毛色:青鹿毛
国籍:チリ
生涯成績:15戦10勝

チリは南米においては抜群に治安が良く、社会資本も整備されている。国土は南北に細長く、砂漠地帯もあれば森林地帯、農牧地帯ありと、自然環境が多彩な顔をみせてくれている。
そんな国土に根付いた競馬場は全部で8場。マゼンラン海峡に面したプンタアレーナスには世界最南端の競馬場がある。
またグレード競走に関してだが、首都圏の競馬場のみでの開催となっている。この首都圏の3場にコンセプシオンを加えた4場は互いに開催日をずらし、相互に場外発売を行っている。

首都サンティアゴは人口450万人。気候は温暖で四季もはっきりしている。さらに恵まれた条件としては、なんと年間300日以上が晴天に恵まれるという。しかしその反面、大気汚染がひどいというデメリットもある。
この街からそう遠くない位置に、クラブ・イピコ・デ・サンティアゴがたたずんでいる。この競馬場は南米で最も古く、西半球ではサラトガ競馬場に次ぐ2番目となる1869年に開場をみている。
この競馬場、スタンドがロンシャンに似ており、実に壮麗な印象を受ける。ちなみに開催日は毎週水曜日。

こうした国家から世界へと旅立っていたチリの名馬こそ、ウォルフである。
ウルフはとてつもなく強い馬だった。チリ競馬史上5本の指に入る…いや、チリ史上最強馬と断言できるほど、同国では図抜けた存在であった。何しろ2歳でチリの年度代表馬に選出されるという偉業を達成。GIのみにターゲットを絞り、その名の如く確実に大レースの喉笛をかっきり、ものにしていった。そして3歳時までに残した成績がGI6勝を含む8戦全勝というパーフェクトな戦績と圧倒的パフォーマンス…。言うまでもなく、3歳時も年度代表馬に選ばれている。

狼は吠えた…「孤独」という檻から抜け出し、世界へとその名を轟かせるために―。

月への慟哭はついに届いた…ウォルフは米国へ。世界へと駆けていった。しかし…米国で7戦2勝。思ったような成績を残せず、ウォルフは失墜していった…闇夜のフルムーンに上げた咆喉は世界へと響くことはなかった。しかし、ウォルフの雄叫びと雄姿は、チリの競馬ファン、一人一人の心を胸打ち、記憶の中響き続けることだろう。


  ★彡追記メモ★彡

☆ウォルフはノガラ(ネアルコの母)のインブリードを持っている。

☆チリには南米競馬には珍しい右回りの競馬場もある(南米の競馬場はほとんどが左回り)。クラブ・イピコ・デ・サンティアゴ競馬場の芝コース、クラブ・イピコ・デ・コンセプシオン競馬場のダートコースがそれである。

奇跡の名馬 (南米諸国の名馬) * 19:37 * comments(0) * trackbacks(0) *

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