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一角獣(ユニコーン)にまつわる逸話集

◆一角獣(ユニコーン)にまつわる逸話集◆



Σユニコーン
…一角獣とも呼ばれる、伝説上の動物。

・語源…「単一の」を示す接頭詞の“uni-”に角(“corn”)を繋げたもの。別名にはモノケロス(Monoceros)もあるが、この語源も同じようなものである。
・概要…ヨーロッパ各地では「神聖な力」と「純潔」の象徴とされている。
ある種の逸話では、処女の前にだけその姿を現すという。『処女とユニコーン』という、一枚の絵画がある。その絵に描かれたユニコーンは馬の額に長く白い角を持ち、山羊の髭と割れた蹄を持つ獣で、全身が真っ白で馬体は仔馬のように小さい。その白い一角獣は金髪の少女に寄り添い、少女も快くユニコーンを受けとめている。
他の場でも、ユニコーンはこのような姿で表現されている。


凜罐縫魁璽鵑粒

ユニコーンの角(アリコーン)には解毒作用があると考えられ、教皇パウルス3世は大金をはたいてそれを求めたという。また、フランスのとある宮廷では食物の毒の検証に用いられたと伝えられている。
言い伝えによれば、ユニコーンの角は毒に触れると無毒化する効果があるとされたが、後に毒物の成分が含まれた食物に触れると、汗をかくとか、色が変化するといった諸説も存在する。

しかし、これらは北海に生息するイッカククジラの歯であった。これにより後々まで、ウニコールの名称で貴重な解毒薬や解熱剤・庖瘡の特効薬として珍重され、イッカククジラの角(歯)は多数売買された。しかし、一部ではウニコールと偽ってセイウチの牙を売る悪商人も後を絶たなかった。実際のところ、その一部はオランダ経由で、江戸時代の日本にも輸入されていた。

                        



†王家の紋章†

ユニコーンはスコットランド王家の象徴にもなっており、グレートブリテン王国となって以後、現在のイギリス王家の大紋章にユニコーンがシニスターにサポーターとして描かれている。

‡聖書の中のユニコーン‡

ユニコーンの原型は旧約聖書に登場すると言われる。聖書の中では、次のように述べられている。
「最強の動物で捕らえがたいが、処女(聖母マリア)には馴れ親しむ」すなわち、ユニコーンをイエス・キリストに見立てるキリスト教的寓意譚もある。


◆夢の一角獣◆

∬インブリウム∬
『夢馬』と呼ばれる空想上の夢想の牝馬。ユニコーンとは対照的な漆黒の角を持ち、艶やかな青い毛色をしているという。


ユニコーンは現代の日本においても、神秘的かつロマンティックな存在である。ピンクの角をもつユニコーンのぬいぐるみなど目にすると、思わず見入ってしまうし、村上春樹の小説『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮文庫 1985年)の中に登場する一角獣は、まさにピッタリ、しっくりくる神秘性溢れる幻獣として描かれている。現代社会においても、「夢とロマンの象徴」と言えるような、不思議な魅力をもつ伝説上の動物である。

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